最低彼氏2人目・何も決めてくれない「優柔不断彼氏」

4月もあっという間に終わったね~
明日からはGWか。
まあ、あたしは在宅ワークだから、全然関係ないんだけどさ。
いいわよ、ストレスフリーで働けているから・・

ところで、二年前の今頃、あたしには付き合い始めの男がいたのよ。
その彼氏が、優しいんだけど、まぁ優柔不断な男でね・・
というわけで、その彼氏について振り返ってみるわ。

優柔不断彼氏との出会い

さて、まずは優柔不断彼氏との出会いから話しましょう。
その優柔不断彼氏の名前は仮にU君としておくわね。

U君とあたしは、ネットで出会ったの。
ご近所で一緒に遊べる同年代の友達を探していたのがきっかけで、隣の市に住んでいて家も近いし、何回かメールをやり取りした後、会ってみることにしたのね

話は合うし返事も丁寧だし、嫌な感じはしないから、まあ仲良くなれるだろうとは思ったわ。

U君を好きになった理由

U君が車であたしの家の最寄り駅まで来てくれたので、駅前で待ち合わせして、某ドーナツ屋さんでお茶したわ、まあミスドね。

適当にドーナツと飲み物を注文したのだけど、U君が頼んだコーヒーは、何かの事情ですぐに出て来なかったの。

用意ができたら、店員さんが席まで持って来てくれるって言うから、そのまま待っていたのね。

でもさ、いつまで経ってもコーヒーが来ないのよ。

さすがにおかしいと思って、そこら辺をウロウロしているアルバイトの女の子に聞いてみたら、素で忘れられていたみたい。

その子が急いでコーヒーを持ってきてくれたんだけど・・

よっぽど慌てていたのか、持ってきたコーヒーを勢い余ってテーブルに「ドン!」って置いちゃったのよ!
そしたら、コーヒーが溢れちゃって、その子の手に思い切りかかったのね。

けっこう熱かったと思うんだけど、かなり動揺していたのか、近くにあった紙ナプキンで溢れたコーヒーを拭いた後、そのまま「お待たせ致しました」ってコーヒーカップを置いて戻って行ったわ!

あたし、あまりの出来事にポカンとしちゃって「新しいコーヒーに取り替えてくれないのね」なんて思っていたら、U君は

「まあ、こういう事もあるよね」

って、笑いながら言ったの。

自分も飲食店でアルバイトしていたから、店員さんにキツい事を言いたくないんだって。

あたし、父親がすごい短気な人で、こういう時は店員さんを怒鳴りつけている姿を何度も見たことがあるから、U君の神対応にキュンとしちゃったのよね。

あたしの中でU君の好感度が一気にアップして、2回目に遊んだ時には「好き」って告白しちゃったわ。
U君も少なからず、あたしに好意を持っていてくれたみたいで、すんなり付き合う事になったの。

優しいけど、何も決めてくれないU君

U君は清潔好きで几帳面な性格だったから、一人暮らしのマンションも掃除が行き届いていて、すごく綺麗。
男性の一人暮らしの部屋って、物だらけで恐ろしく汚い時ってあるけど、U君の家はほんとすっきりしていたわ。

あたしも掃除好きだから、そこら辺も気が合って良かった。

几帳面だし優しいし、U君は本当にいい彼氏だなぁって思っていたけど、1つ気になる事が・・・

U君って、デートプランを何も提案してくれないのよね。

例えば、

あたし「来週の土曜日は何して遊ぶ?どこか行きたい所ある?」
U君「うん、そうだね。どこ行こうか?」

あたし「お腹空いたね~!今日の夜ご飯は何が食べたい?」
U君「そうだね。何が食べたい?」

あたし「DVD借りにいこっか。U君、どんな映画が観たい気分?」
U君「うん・・何観ようか?」

・・・・・U君が何も提案してくれないから、いつもあたしが何か提案するのだけど、それに対しても疑問形で返してくるのよね・・

結局、U君は何も決めてくれないから、全部あたしが何をするか決める事になるんだけど、あたしは「二人で何かを選ぶ」っていう作業を、イチャイチャしながらしたかったのに、U君とは全くそれができない。

そのうち、このやり取りをするのが面倒になってきて、U君には質問しなくなったわ。

U君との別れは

U君は何も決めてくれないし、提案もしてくれないけど、まあ好きだったから許せていたのよね。
ただ、ちょっと物足りない感じもしていたのだけれど・・

何でも、あたしの希望通りになるのだけど、U君はあたしに何も求めてこないわけで・・・
「あたしのこと、本当に好きなのかな?」って疑心暗鬼になり始めた頃、U君の転勤が決まったの。

幸い、引っ越す必要はなかったのだけど、転勤先の業務はかなりの激務だった模様。

転勤してからというもの、U君はほぼ音信不通状態に。

まあ、慣れない環境に置かれた上に激務なんだし、それは仕方ないと思って納得はしていたんだけど、男の人ってなんで1つの事しかできない生き物なのかしらね?

いくら仕事が忙しくても、休憩時間とか帰りの電車とかで、メールなりLINEの1つなり送れると思わない?

こっちから連絡しないとずっと連絡なし。
LINEを送っても、返信があるのは3日後・・
リアルタイムで話もできない状態だった。

U君の言葉

そんな日々の中、U君の誕生日が近づいてきたの。
その日はたまたま日曜日だったから、久しぶりにゆっくり会えると思って、U君に連絡してみたら、なんて言ったと思う?

「俺、その日は友達と競馬に行く約束してるから」

えっ?

あたしには連絡の1つも寄越さないのに、友達とは約束するの?

すごくがっかりしたんだけど、忙しい仕事の息抜きなんだろうし、その時は「楽しんできてね」って言ったわ。

でも、あたしの中ではモヤモヤが濃くなった感じ・・

そして、時は過ぎて12月。
クリスマスを意識する時期になっても、U君は相変わらず音信不通状態。

痺れを切らして「U君は会えなくても平気なの?」って聞いたら、

「今は大事な時期なんだ。分かってもらえないよね」

質問の答えになってない返事が・・何を言いたいんだか。
会いたいか会いたくないか聞いているのに・・

もう何を言えばいいのか分からなくて、返事をする気にもなれず・・

そして、クリスマス・イブが来て、クリスマス当日・・
正直、U君から連絡が来るんじゃないかな?って期待していたけど・・連絡なし。

すっかり気持ちが冷めてしまって、あたしはU君に別れを告げました。
それも、電話してもどうせ出ないので、LINEで。

LINEは翌日に既読になっていたけど、U君からはなんの連絡もなし。

なんだったんだろう、あの人。
こうなることを狙っていたわけ?

その後のあたし。

U君と別れたのをきっかけに、あたしの人生はどんどん転落していったのよね。
彼と出会った事は、まさに「終わりの始まり」みたいな不幸の入り口だったみたい。
付き合い始めは幸せだったのに、人間の人生って180度変化するもんなんだね。

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