不幸の本を閉じる時

Katzenfee50 / Pixabay

いろいろと不安の多かった新生活ですが、今のところは順調です。

一緒に働く人たちは良い人だし、覚えることはたくさんあるけど仕事は楽しそうだし、無理せず前向きな気持ちで保てていますよ。

このブログの開設当初にお話した、パワハラを受けた末のうつ病の記憶・・・
あれを思い出すと、どうしても新生活への恐怖が拭えなくて、落ち着かなかったけど、もうあんな酷い目に遭うこともなさそう。

やっぱり、ブラックと呼ばれる企業は、不満を抱えながら働く人たちが負のオーラを発していて、空気が淀んでいるわね。
負って連鎖するんだわ。

あたしがパワハラを受けていた会社は、あのブラック上司がパフォーマンスみたいに部下を叱責していたけど、先輩たちも同じように後輩を叱っていた。
知識のない相手に向かって、大きな声で長々と注意するなんて、あたしならよっぽどの悪意がなきゃやらない。

同僚同士で足の引っ張り合いをしている会社もあったけど、あそこはやる気のない上司がモンスターみたいな部下を放置していて、まともな同僚からどんどん辞めていった。
そんな環境の中で働いていると、心が軋むような出来事はしょっちゅうで、このブログのネタにもなっている悪い思い出は、その時の話が多いな・・

考えてみれば、あたしに降りかかった災難の数々は、ここ5,6年の話なので、けっこうな時間を迷走していたことになるのね。

そこから考えると、今のあたしは完璧なわけではないけど、迷走していた期間よりも「私らしい」ことは確か。

しっくりする形にたどり着いたのよ。
何か、その先の希望も見えてくるようなさ。

そう思えるようになったら、自分を苦しめていた思い出からやっと解放された気がして・・
生々しいカラーの思い出が、セピア色の古い思い出になって、無味乾燥に変わった感じ。

長い長い物語を読み終えて、本を「パタン」って閉じて、そっと本棚にしまう。
そんな風に、不幸な思い出を記憶の遠い所へ静かに沈める。

なんだか、久しぶりに安心したの。

ずっと平和に好き勝手に暮らしていたけど、やっぱり暗い過去が着いてきちゃうからさ、いつもなんか不安だった。

やっと、次の物語を開ける・・

今日のあたし、ポエマーだわw

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