ムンムンしてるマッチョ男子と美魔女とあたし

petahmayer / Pixabay

それは通勤中の電車での話。
シフトが遅番の時は、10時30分過ぎの電車に乗るのね。

その時間帯の電車って、早朝の通勤ラッシュとは違って、だいぶ落ち着いた雰囲気。

早番の方が、夕方には帰れて仕事後の楽しみがあるのだけど、満員電車は避けられない。
遅番だと、のんびり通勤できるけど、1日の締めに仕事をしなきゃいけないようで、なんかあんまり楽しくない。

完璧って、やっぱないわよね。

のんびりしつつもどんよりしている、遅番の通勤電車。

今日も駅のホームに、時間通りに到着する電車。
会社に行く電車に乗り込む時って、頭の中でドナドナが流れるわ(笑)

電車に乗り込んだ瞬間、あたしの目に飛び込んできたのは・・・

入り口付近の手すりを陣取り、スマホをいじる瑞々しいマッチョ男子。

背は170cmないぐらいの、割とコンパクトなマッチョ。
よく日焼けしていて、短髪の頭が夏らしくて爽やか。
ちょっと肌寒い梅雨時だけど、それでも無駄に暑いのか半袖・短パン。
何か、大きなスポーツバッグを持っているので、どうやら社会人じゃなくて大学生の模様。

鍛えられた体に、若くてハリのある肌。

う~ん、もう全身から男性ホルモンをムンムン感じるわっ
抑え切れていないのよねっっ

というわけで、あたしは迷わず彼の向かい側の手すりをゲット!
この特等席で「スマホをいじってて周りの様子に気付かない、無防備なマッチョ君を観察しちゃおっと♪」なんて思っていたら、対角線上から何か視線を感じる・・!

そこには、50代前後の現役感ムンムンの女性。
顔は年に抗えてないけど、スタイルもいいし、おしゃれだし、綺麗なおばさん。

そう、いわゆる・・美魔女

どうやら、美魔女さんも男性ホルモンがムンムンしている彼の存在をマークしていたらしく、もしかしたら、そのついでに奇怪な動きをするあたしの存在に気付いたのかも知れない。

美魔女さんとあたしは、なぜか意味ありげなアイコンタクトを数秒交わしてしまい、その短い時間でまるでテレパシーで通じ合えたような・・

いや、確かに通じ合ったのよ!

「彼、男性ホルモンがムンムンしているわね!」

って。

やはり、女性ホルモンの一番の活性化は、「男性ホルモンムンムン男子」なのかしら?

少なくとも、美魔女さんとあたしは、種族は違えど同じ心を持っているに違いない。

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