寄る辺のない女。

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数か月前だったかしら、大好きな中村うさぎ先生の本で見かけた、マリーローランサンって人の詩・・・

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

なんでも、「鎮静剤」ってタイトルなんだそうな。
これは・・「自分よりも切ない人生を送っている人なんて、いっぱいいるんだから・・・」っていう、ネガティブからのポジティブ?ベッキー?

ところで、何か悩みがあるわけでもなく、何か辛いことがあるわけでもないのに、ここ最近、あたしは「寄る辺ない気持ち」になっているの。
なんだか、心細いにも似てる。
なんかこう・・ずっと座りの悪い感じなのよね。
落ち着かなくて、居心地が悪いような。

それを癒せるのが、精神的な包容なのか、肉体的な包容なのか分からず、フラフラと安堵を求めて彷徨っているの。

そういう時にあたしが真っ先に頼るのは、いつも男の人で、家族や友達では気持ちは満たされない。

なぜだろう?
自分をよく知る人たちの方が、きっとあたしを認めてくれるはずなのに。

初対面の男に話をしたところで、受け止めてもらえることなんてまずないだろう。
それどころか、遊ばれるだけ遊ばれて、音信不通になるのがオチよ・・
男から見たら、ただの情緒不安定なメンヘラ女だろうしね・・

これじゃ悪循環を生み出すだけだし、こんな時こそ身近にいる人に頼ってみるべきなのかな?
そう、本当に寄る辺ないのなら、きっと周りに人がいないだろうしね・・

でもさ、分かってもらえるんじゃないかって思っている相手に、気持ちをさらけ出して受け止めてもらえなかったら・・

それはそれで惨めなのよね。

結局は、1人で解決するしかないんじゃ・・
これが孤独なのかしらね。

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