母が「可愛くない」と言うペットショップの売れ残った犬

PublicDomainPictures / Pixabay

今日は12月23日。
せっかくの祝日なのに、土曜日と重なってしまった事で振り替え休日がないわね。
なんか残念。
まあ、あたしにはあんまり関係ないけど。

ところで、あたしは今年の5月に母に無断でペットショップから犬を買ってきました。
なんで断りを入れなかったかと言うと、母へ事前に相談すると100%反対するため、自分のインスピレーションに従って勢いで購入を決めたのね。
ペットショップで動物を買うのは賛否両論だけど、その問題は今は置いておきます。
あの時はもはや啓示レベルだと感じたしね。

いきなり犬を連れ帰った時は渋い顔をしていた母でしたが、元から動物が好きな人なので頼んでもいないのに勝手に面倒を見るようになり、今ではあたしよりも溺愛している模様。

先日も近所のペットショップにおやつを買いに行ったらしい。
その時なんだけど、今年の3月に生まれたもうだいぶ大きくなった犬がショーウィンドウの中に数匹いて、その中の「5万円で売り叩かれているチワワ」がそれは可愛くなかったらしい。

うちの子もチワワなのだけど、親のひいき目で見ても器量は良い方だと思うの。
犬種が一緒だから、うちの子と比べて余計に可愛くなく見えたのね、きっと。
その子はチワワにしてはサイズがだいぶ大きめで顔も長い(マズルの事だと思ふ)、あと毛色がグレーっぽくてちょっと万人受けしないタイプだったみたい。

どうもそこのペットショップは他の支店で売れ残った犬が回ってきている感じがするのよね。
けっこう突然、大きくなった子犬が増えている時があるの。
実際、うちの子も生まれてから半年以上経ってから移動してきたみたいで、あたしが買った時点で7か月だったし。

その売れ残ったチワワちゃんは成長の度合いや値段とかで考えると、このお店で飼い主が決まらなかったらもう商品価値はないのかしら?って考えちゃってさ。

ネットとかで調べると売れ残った犬や猫は、闇雲に繁殖するのが目的の悪徳ブリーダーに引き取られて劣悪な環境で生涯を終えるなんて話もあるじゃない?
全てのペットショップがそんな恐ろしい行いをしているわけじゃなくて、良心的な会社なら里親を探したり、店員さんが引き取る事もあるらしいから、暗部ばかりにフォーカスしすぎな気もするけどさ。

ただね、知人からショックな話を聞いた事があってね・・

昔、車を運転していたら、水ぼらしい姿のダックスフントが道を歩いていて、見かねて保護をしたら酷く衰弱している様子。
そのまま動物病院に連れて行ったら、高齢の雌犬で何回も出産している様子、そして人間で言うなら子宮がんみたいな婦人系の病気に掛かっていた。
たぶん、悪質なブリーダーに繁殖の道具として散々使われた挙句、病気になったので道に捨てられていたのではないか?って獣医さんの話だった。

そのダックスフントを治療するには約50万円ほど掛かるらしくて、知人と獣医さんがお互いに費用を出し合って必要な処置は施したとの事。
でも、相当酷い状態だったので、その子はすぐ亡くなったみたい。
最後は知人と獣医さんに看取られてこの世を去ったので、捨てられた場所でそのまま死んでしまうよりもは良かったと思うけどね。

まさか、こんな酷い事が身近に起こっていたとは・・

それを考えると、売れ残ったチワワちゃんの行く末が心配でさ。
そのチワワちゃんに限らず、全国のペットショップにいる子たちもだけど・・

やっぱり生き物をビジネスの道具として考えるなんて、しちゃいけないんだよね。
でも、動物の生体販売があったからこそ、大切な家族に巡り会えたわけだし、なんかいろいろ複雑・・

「動物の殺処分ゼロ」を公約に掲げている政治家がいるけど、根本的な法律から変えられないのかしら・・
命の責任を取る気がないブリーダーは取り締まるとかさ。
ほんとは、飼いたい人がいる状態から繁殖するのが一番だけど・・

とりあえず、あのチワワちゃんにも良い家族がみつかるといいなぁ。
あたしが飼えばいいと思うかも知れないけど、ワーキングプアだからさすがに2匹目の犬を飼うのは無理だし・・

あたしもブスで苦労したから、器量が悪い子の幸せを願わずにはいられないわ。

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