恋の仕方(人を好きになる方法)が、いつの間にか分からない。

PublicDomainPictures / Pixabay

気が付けばアラフォーのあたくし。
職場には20代の若者ばっかりで、草食だの植物だの騒がれていても、やっぱ恋愛の話はみんな好き。
報われない片思いとか、思いがけず彼からフラれて失恋したとか、はたまた恋愛ラリ期の子も・・

なんかもうさ、

青いなぁ

なんて思いながら聞いているわ。

まさに青春とはこのことだよね。

ただ黙って相槌を打っているあたしに気を使ってか、話を振ってくれるんだけど、あたしが恋愛市場に参加していたのなんて、だいぶ昔の話。

「どうやったら人を好きになれるか?」なんて忘れちゃったわ。

そんなことを言うと、

恋って、ふとした瞬間に落ちるものじゃないですか?

と、ありがちなことを言われるんだけどさ、もうね、最近は「ふと」しないのよ。

若い頃はルックスが好みで、ちょっと優しくされたら、すぐに好きになっていたけどさ・・

あたしが好きになった人は、あたしのことを好きにならないのよ。

報われない片思いを繰り返しているうちに、いつの間にかおばさんになって、もはや恋愛とかどうでもよくなってきたわ。

「自分は恋愛市場に参加していて当たり前」みたいな、キラキラした若者にこんなことを伝えても

まだ若いじゃないですかぁ

みたいな、要らない気を使わせるだけだし、あたしは

男なんて、自分が欲しい時に適当に遊べるぐらいがちょうどいいのよ

なんて、ブスなのに悪女ぶってみてるわ。

あたし、きっともう燃え上がる恋なんてしないんだろうなぁ。
男に依存するのもなんか違うしさ。

何より、どんな人にも必ず裏があるしね、だから表面だけ見ても好きになれない。
それはあたしにも言えることだけど(あたしの表面なんてブスなだけだけど)。

まあ、若者たちはせいぜい恋愛を楽しむといいわ。

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