「とりじゃん」や「花いちもんめ」の切ないおもひでぽろぽろ

Hans / Pixabay

この前、テレビを観ていたらさ、懐かしい「とりじゃん」「花いちもんめ」の話題になったの。

現代の子供たちは学校とか皆で遊んでいる時に、まだやるのか分からないけど、昭和生まれのあたしは小学生の時やったわ。

一応、知らない人のために軽く説明するけど、二つとも「人気の子を自分のグループに取り合っていく」っていう、スクールカースト最下層の子供には、残酷な遊びね。
「花いちもんめ」はそれ自体が遊びだけど、「とりじゃん」はドッチボールとかバスケットボールを始める前に、チーム分けのためにやる感じ。

「とりじゃん」は運動神経のいい子がリーダーになって、二人でじゃんけんするのね。
それで、じゃんけんに勝った方が、戦力になる子をどんどん選んでいって、全然運動のできない陰鬱なデブのあたしは、いっつも最後まで残るの。

毎回、一番最後まで残っていたわ。

あたしをつかまされたチームのリーダーの子の、あの複雑そうな顔。
ていうか、毎度毎度、嫌な思いをさせられているあたしには、誰も配慮してくれないのは何故なのかしらね?

学校って場所はほんと、ヒエラルキーの最下層に人権がない場所よね。

「花いちもんめ」の時も、もちろん人気はなかったわ。
でも、「とりじゃん」の方が、より残酷な気がするの。
とりじゃんの後も、ゲームの足手まといになって舌打ちされたり、なんかほんと拷問でしかない。

この「選ばれない空しさ」は大人になっても続いていて

男に選ばれない
企業に選ばれない

どうやら、あたしはいろんな所でお呼びでないみたいだわw

でも、その分、他人の痛みは分かるつもりよ?
他人となんて分かり合えないって思って生きてはいるけど。

今度、同じ思いをしていた人たちと、しっぽり語り合いたいな。
そういう友達って、どうやったら見つかるだろう?

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