この前、テレビを観ていたらさ、懐かしい「とりじゃん」と「花いちもんめ」の話題になったの。
現代の子供たちは学校とか皆で遊んでいる時に、まだやるのか分からないけど、昭和生まれのあたしは小学生の時やったわ。
一応、知らない人のために軽く説明するけど、二つとも「人気の子を自分のグループに取り合っていく」っていう、スクールカースト最下層の子供には、残酷な遊びね。
「花いちもんめ」はそれ自体が遊びだけど、「とりじゃん」はドッチボールとかバスケットボールを始める前に、チーム分けのためにやる感じ。
「とりじゃん」は運動神経のいい子がリーダーになって、二人でじゃんけんするのね。
それで、じゃんけんに勝った方が、戦力になる子をどんどん選んでいって、全然運動のできない陰鬱なデブのあたしは、いっつも最後まで残るの。
毎回、一番最後まで残っていたわ。
あたしをつかまされたチームのリーダーの子の、あの複雑そうな顔。
ていうか、毎度毎度、嫌な思いをさせられているあたしには、誰も配慮してくれないのは何故なのかしらね?
学校って場所はほんと、ヒエラルキーの最下層に人権がない場所よね。
「花いちもんめ」の時も、もちろん人気はなかったわ。
でも、「とりじゃん」の方が、より残酷な気がするの。
とりじゃんの後も、ゲームの足手まといになって舌打ちされたり、なんかほんと拷問でしかない。
この「選ばれない空しさ」は大人になっても続いていて
男に選ばれない
企業に選ばれない
どうやら、あたしはいろんな所でお呼びでないみたいだわw
でも、その分、他人の痛みは分かるつもりよ?
他人となんて分かり合えないって思って生きてはいるけど。
今度、同じ思いをしていた人たちと、しっぽり語り合いたいな。
そういう友達って、どうやったら見つかるだろう?