ふきげんよう。
昨日からTBSで始まったドラマ「リコカツ」を、みんなは観たかしらん?
ドラマの内容はさておき、あたしすごく気になったことがあるんだけどね…
北川景子演じる主人公なんだけど、ファッション誌の編集部で働くバリキャリ。
そのうえ、「見た目がかなりハイスぺ」って設定なの。
で、その主人公の子供の頃からの悩みっていうのが
「努力をして実力を付けても、正当に評価されてこなかった。それも『美人だから』という理由で」
・・・・・
へぇ~
何をやっても「あの子は顔が綺麗だから得してるよね!」って僻まれて、自分の本質を見てもらえなかったと。
なかなかすごい設定だな、おい。
この「生きづらさ」については、あたしがブスだからまったく想像もつかないし理解もできないのだけど、まあ職場において美人で得している人はいるよね。
元はと言えばデレデレする男たちが悪いんだけど、狡猾なタイプの女だとフルにそれを利用する人もいるしさ。
だから「あの女、すっごい仕事が雑なのになんでリーダーなの?」みたいな事は、実際にある。
フェアプレー美人からしたら、こういう「使えるものはフルに使います美人」と一緒くたにされて迷惑してるって話よね。
美人の話は置いといて、ここでブスの話。
すっごい仕事ができるブスがいたとしてさ、きっとこう言われると思うのよね。
「あの人、ほんと頭が切れるよね。ブスだけど(笑)」
そう、「仕事ができる」と「ブスである」ことは何も関係がないのに、なぜかまったく関係のない「容姿」の部分で不当な評価をされるの。
先に登場した「職場で美人にデレデレする男」を「仕事ができるブス」にぶつけたとして、ブスが「正しい指摘」をしようものなら、彼らは分かりやすく不機嫌になるのだろう。
そして、仕事にはまったく関係のないのにこういう言うの
「あのブスが」
こう考えると、美人もブスも「仕事に関係のない容姿」の部分を引き合いに出され、「本質を見てもらえない」のは同じってことね。
これはきっと、男どもに根付いている「自分は女を選ぶ立場」みたいな歪んだ無意識のせいではないかしら?
美人にデレデレするのも、ブスに極端に冷たくするのも、女を対等に見ていない証拠よね。
そう考えると、最近よく話題になる「フェミニズム」について、もっと教育に取り入れる必要があると思う。
ネットではどうも過激な意見が多い気がするけど、学問として正しく学べば面白いと思うのよね。
なにより、考え方に柔軟性が生まれるし、男も「強くてはならない」って刷り込みから解放されるんじゃない?知らんけど。