ふきげんよう。
男女共働きが当たり前になり、最近よく耳にするのが「家事の分担」のお話。
妻だってフルタイムで働いているのに、家事・育児の負担が夫よりも圧倒的に多いのは不満が出て当たり前よね。
でも、日本の負の遺産である「家事は女の仕事」という刷り込みがあるせいで、「家事を手伝う」ぐらいの感覚しかない男が多いと・・・
腰の重い夫をなんとか誘導するため、「ゴミ捨て」とか「洗濯干し」とか分かりやすい家事を分担するも、実はゴミ捨てに至るまでの「ゴミの分別」や、色物や傷みやすい素材を分ける「洗濯物の分別」など、妻には「見えない家事」が発生している。
それらを上げていけば妻の負担はやはり多く、それを理解できない夫との間で諍いが生まれると・・・
てか、夫のほうは一人暮らしの経験はないのかしら?
実家で母親になんでもやってもらってた男は、こういう時にネックになりそうね。
この「見える家事」「見えない家事」問題・・・
職場にも通ずるものがある。
以前、勤めていた会社は雑居ビルを借り上げていて、掃除や整理整頓は社員が持ち回りでやっていたの。
でも、整理整頓を心掛ける人や衛生意識の高い人ばかりではなく、共有部が汚れていることもしばしばあったのね。
ゴミが溜まりに溜まってゴミ箱の蓋が閉まらない、水切りカゴの食器をずっと放置、トイレットペーパーを使い終わった後の芯がトイレに溜まっているなど・・・
そういうのが嫌だから、あたしはこまめに片付けるようにしていたのね。
そう、会社で「見えない家事」をしていたの。
でさ、その「見えない家事」が溜まっている状況を見て、いつも文句ばっかり言ってる同僚がいて、でもその人は何もしないのね。
なのにさ、会社の休憩室で上司と懇談会があった時、めちゃくちゃ気が利く素振りをするわけw
なんか、皿を洗ったり、ゴミをまとめたり、掃除したり、ラジバンダリ…
普段は文句を言っているだけで何もしないのに「うわぁ」って思ったわ。
この人、仕事もちゃんとしない人だったけど、上司に取り入るのだけは得意だったのよね。
やだな、損得を考えてパフォーマンスする人・・・
そんなわけで、あたしの中では「見えない家事」をする人、「見えない家事」に気が付く人は信用に値する人物だと思っている。
モヤモヤしながらも「見えない家事」をこなしている人たちと酒を酌み交わしたいわ。
解決策は何も提案できないけどね。