投資詐欺事件のニュースを読んで

最近、少し話題になっていたようなのでご存知の方もいるかと思うけど、大学を出て社会人になったばかりの若い女性が投資詐欺の被害に遭い、二年ほど前に自ら命を絶ってしまったそうです。

彼女が被害に遭ってしまった背景は、あまり裕福な家庭ではないこと、大学の奨学金を返済しなくてはいけないことが大きかったのではと思う。

そして、今は落ち着いてきたと思うけど、少し前はやたらと高騰してた暗号資産で財を築いた「勝ち組」に見える人たちの影響もあったんだろうな。

投機でも投資でも株やFXをかじったことがある人なら、元金が保証されることや簡単に儲かる方法がないのは知っていると思う。

成功者はやたらと声が大きいし目立つので、つい自分も同じようになれるかもって考えてしまうことも。。。

痛い目を見ないと実感できないこともあって、投資経験のない彼女が騙されてしまったのも理解できる気がする。

ただ、それが貯金とか余裕資金ではなくて、資金のない相手には消費者金融へ借入を誘導する手口だったのは本当に悪質で、その時点で気づけたのかもしれないとも思う。

振り込め詐欺同様、普段はまともでいるつもりでも、感情が昂ってしまえば判断を間違えてしまうものなのか。

彼女の母親も金策に奔走したけれど望むような支援を受けることはできず、現状を打破することはできなかった。

自死を選ぶ直前に母親の薦めで友人と旅行へ出掛けた彼女。

ニュース記事には旅行中の笑顔の写真が残されていた。

その笑顔の裏に自死の決意があったことを想像すると、とてもいたたまれない気持ちになる。

お金は、働き続ければ返済できる額だと思う。

でも、これからの人生に一切の希望を見い出せなかった、騙された自分を許すことができなかったのは本当に苦しかったのだろう。

けっして孤独ではなかったのに、自死を選ぶほどに絶望していた彼女の気持ちを考えてとても悲しくなった。

事件についてなにか大したことが言えるわけではないけど、彼女のことを忘れないようにブログに残しておこうと思う。

 

 

 

 

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