8月と9月はスケジュールをギチギチに詰め込んで、けっこう頑張って仕事をしていたのだけど、その反動が来たのか10月になってから全然やる気が起きないの。
まあ、お世話になっている会社が今ひとつ信頼できないっていうのもあるのだけど、無理はしないことにして最近は適度に手を抜いています。
頑張りすぎて、うつ病になったことあるしね・・
あれ以来、自分に素直になることにしたのよ。
どうしてもやる気が起きない時はネットで動画を観てボーっとしているのだけど、最近お気に入りのアニメが「地獄少女」
有名なアニメらしく、今さら夢中になっているあたしはだいぶ遅れていそうだけど、「地獄少女」は面白いので知らない人のために紹介するわ。
目次
「地獄少女」とは?
『午前0時に「地獄通信」というサイトにアクセスすると地獄少女が現れて、恨みを晴らしたい相手への復讐を代行してくれる・・・』
という噂が世間で広まり、強い恨みを持つ相手がいるのだけど、どうしようもない人々が藁をもつかむ思いでアクセスしてくる。
噂通り、地獄少女はアクセスしてきた人の前に現れ、首に赤い糸が巻かれた藁人形を渡してくる。
本当に恨みを晴らしたいと思うのならば、藁人形の赤い糸を解けば地獄少女と正式に契約を交わした事になり、恨みの対象者は速やかに地獄に流される。
ただし「人を呪わば穴二つ」、赤い糸を解いて恨みを晴らせば、自分も死んだ後に必ず地獄に落ちる事に。
その魂は極楽浄土には行けず、永遠に痛みと苦しみを味わいながら彷徨い続けることになる・・
基本的に一話完結のストーリーで、回毎に依頼者が変わるのね。
みんな、恨みを晴らしたいのに死後の世界で地獄に落ちる事を考えると躊躇してしまうのだけど、それだとお話が成り立たないので結局は地獄少女と契約しちゃう感じ。
地獄少女の主な登場人物
主人公は「地獄少女」と呼ばれる「閻魔あい」
そして、復讐の対象相手の調査や、復讐の実行をする下僕たち(三藁と呼ばれている)に輪入道・骨女・一目連の三人。
全シリーズを通しての主要な登場人物はこの4人。
シリーズが変わる毎に、ちょっとお仲間が増えるみたいだけど、あたしまだ2シリーズまでしか観てないのよぅ。
ちなみに、地獄少女も三藁たちも人間ではないの。
閻魔あいはずいぶん昔の時代に殺された女の子。
輪入道や一目連はいわゆる「付喪神」で、元は車輪や刀だったの。
骨女は遊女だったみたいだけど、悪い人に利用されるだけ利用されて殺され、怨霊になったみたい。
あいはなぜ「地獄少女」になった?(ネタバレ注意!)
地獄少女こと閻魔あいは400年前の人物。
山間の農村で育った少女だったけど、村のしきたりで7つになった時に山の神様への捧げ物にされてしまう。
それを不憫に思った両親はあいの命を助けるため、あいの従兄弟の仙太郎(あいの初恋相手)に頼み、長い年月の間、あいが捧げられた祠へ食事や着替えを運び続ける。
あいは美しい少女に成長するが、なんの因果なのか村は何年も凶作が続き、年貢もろくに納められないほどに・・
そして、村では仙太郎が夜な夜な山へ入って行く事が噂になっており、怪しんだ村の男たちに尾行されてしまう。
満月の夜、祠から出ていたあいは村人たちに見つかってしまい「村に凶作が何年も続くのは、あいが生贄としての役目を果たさず、山の神の怒りに触れたからだ」と捕まえられてしまう。
村人たちに捕まったあいは、山の神の怒りを鎮めるためにと両親と共に生き埋めにされて殺されることに・・
殴られて深い穴に落とされた後、村人たちは「山の神の怒りを鎮めるためだ」と、仙太郎にあいたちを埋めるように強要。
抗うことができずに仙太郎はあいに土をかけてしまう。
その姿を目にした瀕死のあいは、仙太郎の裏切りに強い恨みを覚える。
そして、その強い恨みは怨念となり、あいは村を焼き尽くして全滅させてしまう。
恨みの念で一つの村を全滅させたことは、地獄でもあまりにも業が深い行為で、あいは人を恨み殺すことの罪深さ知るために「地獄少女になって人々の復讐を代行し、自らの罪と向き合う」という罰を課される。
こうして「地獄少女・閻魔あい」が誕生するのだった。
てなわけで、これが1シリーズ目のメインになるのだけどネタバレしちゃったわ。
あいが人間だった頃のエピソードがあまりにも悲惨。
あいには生きている頃から不思議な力があったみたいなんだけど、その力を恐れられて仙太郎以外の村の子供にいじめられたり、山の神様への捧げ物に選ばれたり、ほんと踏んだり蹴ったり・・
唯一の心の支えだった仙太郎にも裏切られたら、そりゃ怨念で村を焼き払うわよぅ。
あたしだったら、もっと酷いことすると思う。
地獄流しに行き着くまで
基本的には悪い人間が地獄少女と三藁に懲らしめられた後、地獄に流されるんだけどさ、覩終わった後はあまりすっきりした気持ちにならない・・・
バッドエンドが多いのよね。
そもそも「復讐を果たせば、自分も死後に地獄に落ちる」ってジレンマがあって、依頼者はみんな躊躇するのよ。
藁人形は切り札なんだけど「いつでもやれる」って決断を先延ばしにして手遅れになっちゃうのよね。
手遅れになった時点で憎しみが頂点に達して恨みの対象者を地獄流しにするから、依頼者もけっこう深い傷を負った状態の時がほとんど。
「もっと早くあいつを地獄流しにしていれば、こんなことにはならなかったのに・・」
なんて、虚しい結末もしょっちゅう。
それを汲んでかエンディングの歌もいつも寂しい感じ、でも好き。
地獄少女は正義の味方ではない
悪いヤツを懲らしめてくれる地獄少女。
でも、地獄少女は正義の味方ではないのよ。
恨みの念は様々。
時には理不尽な依頼もあって、善良な人が地獄に流されてしまうことも。
ただ「理不尽さ」って社会に蔓延っているから、納得できる自分が悲しい気も・・
実写化もしている地獄少女
なんと、十年近く前に実写化もされている模様。
キャストは岩田さゆりちゃん、小倉久寛さん、杉本彩姐さん、加藤和樹さんと、なかなかアニメのイメージに合っているわね!
特に、骨女が杉本彩姐さんってナイスキャスティングだわ!
ドラマも観てみたいな。
ダークな話が好きな人には「地獄少女」がおすすめ
というわけで、今回はあたしがハマっているアニメ「地獄少女」を紹介したよん。
地獄流しにしたい奴はいっぱいいたけど(特に老害パワハラ上司)、あたしみたいな穏やかなタイプでも他人を深く恨む事があるんだから、地獄少女が現実にいたらきっと大忙しだね!
あたしみたいにジメジメしたタイプの人は、きっと地獄少女の世界観が好きだと思うので、機会があったら是非観て下さいな!