昨日、TSUTAYAがレンタルコミック50円セールをやっていたから、ちらっと漫画の棚を見てみたら、東京タラレバ娘の最終巻がレンタル開始されていたわん。
東村アキコ先生の事は、かれこれ10年以上愛読している集英社の「Cookie」に連載されていた「きせかえユカちゃん」ってぶっとんだ漫画で知ったのよね。
始めの方は意味が分からなかったけど、だんだんはまっていって「ひまわりっ 健一レジェンド」なんかはめちゃくちゃ笑いながら読んでいたわ。
ギャグのイメージが強い東村アキコ先生だったけど、最近はちょっとずつ違った趣向の作品にも挑戦していて、この東京タラレバ娘もなかなか挑戦的な作品だったよね。
ギャグ作品の中にも、鋭い発言をする脇役キャラは必ずいたけど、東京タラレバ娘はそのシビアな所を詰め込んでいたもんね・・
ほんと、倫子さんたちと同世代のあたしは読んでいて辛かったわ。
結婚・恋愛に関しては、あたしはもう諦めちゃっているので、
「ああ、こういう友達いるわ」
て思うだけだったけど、倫子さんに関しては仕事も危うかったじゃない?
何巻だったか忘れたけど、倫子さんに仕事のチャンスが舞い込んで来た時に、タラとレバが
「チャンスはピンチなんだよっ!」
って、恐ろしい事を言ったのよね。
倫子さんぐらい年齢がいっていてキャリアもあれば、仕事を依頼してくる方も「それなりの物を仕上げてくるだろう」って思うわけさ。
でももし、相手が考えているよりも、質の悪い仕事しかできなかったら・・
若ければまだ伸びしろがあるって思ってもらえるけど、年齢がいっちゃってると次に仕事をもらえる確率は皆無に等しいよね・・
これはすっごい痛かった。
あたし、その頃ちょうど転職するために就職活動をしていたからさ、
「年齢の割にこれといったスキルがない」
ってことを、転職エージェントだの面接官だのに痛いぐらい叩かれていたから、漫画を読んだ時になんとも言えず寂しい気持ちになったわ。
まあ、倫子さんはなんとか立て直していたけど、あたしも・・立て直せているのかな?
漫画よりも先に終わったドラマは、終始いまいちな感じだったけど、原作はちゃんと決着がついたわね。
「タラレバ」から「カラ」に変わったって、最初聞いた時はあんまよく分からなかったけど、
あなたに会えたから
あなたたちがいてくれたから
って、分かりやすいフレーズにしてくれたら、意味が分かったわ。
確かに「カラ」なら、前向きな感じがするよね。
変に話を引き伸ばす事もせず、綺麗にまとめてくれて良かったわ。
東村アキコ先生、連載をいっぱい持っているから大変なんだろうね・・
漫画家ってすごい職業だよね~