成田空港の騒音問題についての裁判を傍聴してきたよ!

glimpssss / Pixabay

一度だけ裁判の傍聴を経験したら、その魅力にはまってしまったあたし。
ずっと裁判所に行きたいと思いながら、二か月も経過していたけれど、新しい仕事が始まる前に裁判所へ行ってきました。

裁判所員、警察官、弁護士、検察官、裁判官・・・

法廷男子って、キリっとしていてほんとかっこいい!!

と、法廷男子ウォッチングという不純な動機と、裁判という触れたことのない世界、人はなぜ罪を犯すのか等々、あの場所に学びも好奇心も嗜好も詰まっております。

さて、本日は10:30から「建造物放火」の裁判が開かれるということで、それ目当てで裁判所に向かったのですが、予定を変更して、

成田空港の騒音問題(周辺住民VS行政)の裁判

↑こちらを傍聴してきました。

今日が最初の裁判ではなかった様子なので、正直あんまり分からなかったのだけど、あたしなりにレポートしようと思いまする。

どうして、予定を変更したのか?

今日も最寄りの裁判所である『千葉地方裁判所』に訪れたあたし。

しかし!

前回と明らかに雰囲気が違うっっ

外玄関から内玄関まで、スーツ姿の男性と女性がたくさん立っている。
職員なのか警官なのか、素性は分からないのだけれど、かなり厳戒態勢・・

そして、傍聴の整理券の配布も行う模様。

たくさんの人に見守られる中、入り口で荷物検査(これは毎回あります)。

どうも、6階で開かれる裁判のために集められた人たちみたい・・

なんなんだろう?
何か大きな事件があったのかな?

というわけで、本当は7階の法廷に行く予定だったけど、急遽6階へ向かうことにしました。

エレベーターで6階に降りると、どうやらあたしが一番乗りらしく、整理券配布の列の先頭に並ぶことに。

ちらっと看板を確認したら、『民事裁判・成田空港の・・・・』と書いてあって、どうやら成田空港に関する何からしいんだけど、民事なので物騒な事件ではなさそう・・

ただ、玄関も6階も職員がたくさん配置されていて、何か緊張感が漂っている。

なんか、あたし・・すっごい場違いなんだけど。。

本当はトイレに行きたかったのに、列の先頭に並んでしまったため、なんか席を外しにくい。

とりあえず、トイレは我慢することにしました。

ていうか、緊張感にう〇こも引っ込んだわ。

開廷

傍聴席は63席らしく、それ以上の傍聴希望者が集まったら抽選になるとのこと。
早い者勝ちじゃないのね・・

気まずい雰囲気の中、ずっと列に並んでいたら、高齢者を中心に傍聴希望者が集まってきた。
最終的には30人ぐらいかな?

ただ、集まってきた人の中には、「玄関で入館を妨害された」って話している人がちらほらいて、なんか不穏な空気。

傍聴希望者は63人よりも少なかったので、抽選はなしでみんな傍聴可能。

ここでやっとトイレに行けたわ( ;∀;)

すっきりした状態で法廷に入ると、傍聴者の1人が何か紙を配っていて、あたしにもくれたの。

それを読んでやっと、あたしはこの裁判が「成田空港の騒音問題」って知るのね。
早朝から深夜まで、飛行機の発着陸の音がうるさいらしく、睡眠障害など深刻な健康被害を受けている模様。
その他にも、空港の周辺に住んでいて、危険を感じる出来事があるみたいね。

傍聴者の空気が不穏な感じなのは、成田空港に悩まされている住民の人たちだからみたい。

それにしても、一般市民相手になんであそこまで厳重警戒していたんだろうか・・??

初めて見た『野次』

いよいよ裁判が始まって、まずは原告団からの発言・・・・なんだけど、これまでの裁判でかなり鬱憤が溜まっているらしく、やや感情的な雰囲気。

何でも、玄関にたくさんいた人たちは警官だったらしく、威圧的なのではないかと・・
そして、傍聴者たちの顔をビデオカメラで撮影していたらしく、それも肖像権の侵害なのではないかと・・(あたしは全然気づいてなかったけど)

さっき、入館妨害の話も出ていたんだけど、何かあったのかしら?
あたしは初めて来た時と同じ要領で、さっさと通してもらえたのだけど・・・

原告の発言に呼応するかのように傍聴席からの野次がすごくって、あたしびっくりしちゃったわ。

そんなこんなで、本題にはなかなか行かないまま、裁判長に玄関での対応について問い掛ける原告&傍聴席のみなさん。

本来ならば傍聴者は発言してはいけないので、それを諫めるために6人ほどの男性職員が配置されていたわ。
みんな、注意されても発言していたけど・・

野次が飛びまくる理由は・・?

裁判長に対する野次がとにかくすごくて、ひたすら戸惑うあたし。
なんで原告団の人たちは、こんなに怒っているのだろう?

一応、あたしなりに理由をつかんでみようと頑張ったのだけど、いくら裁判が進んでも被告側(恐らく行政の人)は何も発言がないの。

原告側から証拠提出で、行政側の情報が開示されていなくて、立証できない重要な内容があるらしいのね。
それを立証できないことには裁判が進まない様子で、原告と裁判長の押し問答がひたすら続くのよ。
被告(行政)はずっとだんまりのまま。

どうやら、今までの裁判もこんな感じで、話が全然進んでいないのね。

痺れを切らして、野次が飛びまくっている模様よ。

そして閉廷

というわけで、例の証拠提出がなされないため、裁判は1時間強で閉廷へ。
その間、被告側の発言は一度もなし。
何人か席に座っていたけど、ひたすら書き物をしていたわ。
なんなんだろう・・?

次回は夏ぐらいに裁判が行われるそうです。

あらら・・・噂には聞いていたけど、裁判は時間が掛かるって本当なんだわ。

国と戦うって大変・・

あたしは成田市民ではないので、騒音とは全く無縁なのですが、周辺住民にとっては深刻な問題なのね。
海外旅行の経験がないので、成田空港にすら行ったことがないのだけど、グーグルマップで現状を調べてみようかしら・・
空港と民家って、けっこう距離が近いのかな?

それにしても、玄関の厳重警戒は驚いたな。
行政を相手にすると、あんな風になるのね(汗)

あっでも・・
やっぱり・・
法廷男子ってかっこいい

目の保養にはなったわ。

これからも趣味として、裁判の傍聴は続けるわよ!

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