Eテレで「中年世代の引きこもり」を観て

こんばんは!
もう二月も半分ね。
バレンタインとか縁がなさすぎてどうでもいいわ。
古臭い会社なら、義理チョコとかまだやってるんだろうね。

仕事が終わって家に着くと、いつも20時過ぎぐらい。
家に着いたら食事を取りながら、なんとなくテレビを観るのだけど、この時間帯に放送しているクイズ番組とか健康番組とか、あたし嫌いなのよね。

だから、最近ではNHKにチャンネルを変えちゃう。

今日はEテレにチャンネルを合わせたら、ハートネットTVで引きこもりの特集をやっていてね。
若年層の引きこもりよりも、あたしと同年代から上の世代の人たちが出ていたの。

引きこもりの年数も長期化していて、長い人では20年以上も引きこもっているとか。

日本の引きこもりの就職支援って、確かほとんどが若者向けよね。
実は中年層の引きこもりのほうが深刻なのだけど、なぜか行政は見てみぬふりをしているような。

彼らが直面している問題は、生活の面倒を見てくれている親も、自分自身も老いていくこと。

親が亡き後、財産を残してくれても、他人とコミュニケーションを取る勇気がないため、自活していけないかも知れない。

社会復帰を望んでも、職歴がないまま年齢を重ねてしまったため、社会に自分の受け入れ先はないかも知れない。

番組中では、家族だけで問題を抱えていても八方塞がりになってしまうため、支援団体とか専門家とか、第三者の介入を薦めていたわ。
確かに、それが正しいかも。

あたしも自分がその状況に置かれたらって想像してみたけど、自分だけで動いてもどうにもならない気がする。

このブログを始めた頃、あたしは家で在宅ワークをしたり、株のトレードをしたりして、ほぼ社会から隔離された状態で二年間を過ごしたのよね。

家に引きこもる原因になったのは、転職先の会社で受けた上司のパワハラだったけど、テレビで観た人たちの中にも、人間関係につまづいて引きこもりになった人もいた。

あたしも他人と関わることに恐怖を感じていて、再び社会に出て行く決心は、なかなかつかなかったのよ。

ただ、それなりに社会人経験はあったから、やると決めてからは意外となんとかなったんだけどね。

でももし、外に出る決心がついていなかったら、今頃も家に引きこもっていたのかも。
とりあえず、お勤めしていた頃の貯金が無くなるまでは、うだうだと悩み続けてた可能性があるわ。

考えてみれば、あたしが社会復帰してから、まだ1年も経っていないのよ。

心はまだ、以前の自分に完全に戻れていない気がする。
ていうか、もう戻ることはないのだろう。

うつ病になったり、他人が怖くて家から出られなくなったり、とてもつらい経験をした。

だけどその代わりにね、それまでは理解しようともしなかった人たちの気持ちを、少しは考えられるようになった。

あたしに、何かできることはないかしら?
そう思い続けていれば、いつか思わぬところで道がつながる気がする。

今は力を持っていなくてもね。

果てしない閉塞感の中にいる人たちが、少しでも楽になれればいい。
たとえ、生きることに向いていなくても、他人と同じことができなくても。

強い人の言う「自己責任」って切り捨てじゃなくて、もっと寛容な社会になればいいのにね。

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