アリアナグランデとブス自虐の件

ふきげんよう。

水原希子のルッキズムに対する批判、女芸人に対する容姿いじりの違和感、そして徐々に浸透しつつあるフェミニズムの影響で

女性は男性から、容姿で選ばれたり審査されたりする対象ではない!

とメディアもやっと気づき始めた感じよね。

あたしが若かった頃の女性ファッション誌って「愛され」「モテ」がテーマで男に媚び媚び目線だったけど、今はもっと自立した女性を描かれているんだそうな。

久しく読んでないな、CanCam。

昔は好きだった明石家さんまがMCの番組を観て笑えなくなったのも、「昔のお笑いにありがちな容姿いじり」に違和感があるからかも。

そうそう、容姿いじりの代表と言えば、ハリセンボン近藤春菜の「〇〇じぇねーよ!」よね。

なんでも、アリアナグランデの前で近藤春菜が「シュレッグじぇねーよ!」を披露したとき、彼女は少しも笑わず

「私はあなたをシュレッグと思わない。あなたはとてもかわいい」

みたいなことを言ったらしくて「容姿いじりで笑いを取ろうとするなんて、日本ってほんと遅れている」と、多くの女性の心に響いた…らしいわね。

男はどうか分からないけど。

「近藤春菜からこのネタを取り上げちゃうと、果たしてなにが残るのか?」については置いておくとして、あたしもブスいじりはしょっちゅうされるから、まあ気持ちは分からないでもないんだよね。

期待されるとついついブス自虐しちゃうんだけどさ、そういえば会社の先輩の結婚相手がヨーロッパの男性でね
その人の前であたしがブス自虐をしたら、同じようなことを言われたんだよね。

「あなたは純粋でとても素敵なのに、そんなことを言うなんてもったいない」

って、先輩は訳してくれた。

「海外では…」って言う人はあんま好きじゃないけど、やっぱ日本人男性とだいぶ意識が違うよね。

そもそもさ、容姿について笑い者にする文化がなければ、自虐することもなくなるのよ。

なんでかって、自虐って傷つかないための予防線だからさ。

「おまえは不細工だから愛されない」って他人から言われるより、「あたし、ブスだからモテなくてさ」って自分で先回りするほうが、いくらかか心の痛みはマシになるのよ。

まあ、人並み以上の容姿に生まれた人は分からないでしょうけど。

あたし、自分がブスだから他人のブス自虐で笑えないし、逆に悲しくなっちゃう。

これから「容姿いじりなんてダサすぎ」って意識がもっと浸透して、「ブス自虐」する子がいなくなるといいなぁって思う。

 

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