ふきげんよう。
二か月ぐらい前、女友達とケンカしたんだけどさ、まあもう和解したのね。
その時にあたしが好きだった男について、友達に悪く言われた気がして憤慨したのだけど、もうその男の人の事は好きじゃなくなったし、怒りを引きずる必要はない。
てか、なんであんなに怒っていたのか、自分でも疑問。
でもでも、あたしってさ、けっこう温和な性格で、人前で怒りを露わにすることなんて滅多にないの。
友達にマジ切れしたのなんて、人生で初めて・・・あっ二回目だったわ。
そう、もう一回は親友だと思っていた女が、あたしが片想いしてた男とこっそり付き合っていたのを告白された時。
しかも、既に別れた後で「付き合ってみたら、そんなに大した男じゃなかったよ?」って言われた時・・
あれは絶交したわ。
思い出したくもない。
後から他の友達に教えてもらって知ったけど、この女は友達が好きな男を横からかすめ取るのが得意だったみたい。
ほんと質の悪い女だった。
それまでも、ちょっとした諍いはあったけど絶交はしなかったな。
なんかさ、周りの友達も含め、女同士でガチで揉める時ってさ
男が絡んでいることが多くない?
「自分・友達・男」で嫉妬の構図。
「自分・友達」だけの羨望の構図では、意外と深刻なケンカにならない気がする。
確か、なんかの本で「女が女を嫌いになるきっかけは、男が絡んだ時」って読んだことがあるわ。
そういえば、あたしが今まで属してきた「大奥」みたいな職場でも、男性社員から特定の女性社員へのちょっとした贔屓とかが問題になっていたわね。
僻み、妬み、嫉みで騒ぐのは贔屓されてない方の女性社員。
これが、同性の上司が同性の部下を贔屓するなら、そんなに揉めなかったりするの。
なんか不思議。
もうさ「女が生きていくのには、男に選ばれる必要がある」みたいな時代は終わってる。
それなのに、なぜか「異性から選ばれる方が優れている」って、古い感覚が染みついてるんだわ。
もっともっと人間が進化していけば、いつかこの古い感覚は消えていくのかしら。
あたしが生きている間に「今はすっかり、男も女も対等になったねぇ」なんて思う時代がさ。
この件に関わらず、現代の歪な男尊女卑・女尊男卑の両方ともね。