ふきげんよう。
LGBTって言葉が世間にだいぶ浸透して、昔よりもは理解度が増えた感じはするわよね。
個人的には「特別扱い」じゃなくて、「ここにいて当たり前」ってのが理想なんだけど、そこはなかなか‥
一時期、「アライ」っていう「自称・LGBTに理解のある人」みたいな人たちがいたけど、今でもいるの?
なんか、「差別されている人を理解して支援する私」みたいな上から目線を感じて苦手だったのよね。
これこそ「私とは違う人間を特別扱い」って感じてしまう。
「私は男です」「私は女です」って言われても「だから何?」って話よね。
これに「私はホモセクシャルです」「私はレズビアンです」って性的嗜好が入ると、一気に
「えっ?(差別と好奇心が交じった嫌な感じ)」ってなるわけか。
この前さ、ネットを見ていたら
「会社で人事担当をしていて、面接の時に同性愛者であることをカミングアウトされて困った」
って話があったのね。
その人の言い分では「会社は仕事をしにくる場所で、個人の性的嗜好は関係ない」と。
確かにその通り。
そんなことを言えるのなら、その会社は自由な社風なのかも知れないわ。
実力主義で、仕事とパーソナリティの切り分けがしっかりできているのかもね。
でもさ、昭和臭が漂う昔ながらの会社だと、仕事をしっかりしててもそうはいかないのよ。
あたしも経験があるのだけどさ、あたしがセクシャルマイノリティだってことを知った上司から、理不尽な注意を受けたことがあるの。
とっても腹が立つ出来事だったけど、特に記憶に残っているのが「趣味」って言葉。
あたしが子供の頃から悩み苦しんできたことを「趣味」なんて言葉で片付けたの。
すっごい無理解じゃない?
例えば、女性に置き換えて「毎月来る生理は、君の趣味なんだろ」って言われたら「はっ?」って思うでしょ。
自分の意思でどうしようもない部分を「趣味」なんて言われて、あたしの心は一気に閉じたわ。
もし、これから就職しようとしている会社に、こんな無理解と偏見の塊みたいな上司がいたら…
そう考えたら、言わなくても良い事をあえて伝えておくのも手段のうちよ。
最初に話したあたしの理想とは矛盾しているんだけどね。
あーあ、古~い考えの人、早く社会からいなくならないかな。