無意識の線引き

ふきげんよう。

先日、友達と地元の大衆居酒屋で飲んでいた時の話。

そこは行きつけのお店でさ、店員さんともお客さんたちとも顔馴染みなのね。

そうすると、やっぱいつもよりテンション上がるし、あたしも人と話すのが久しぶりだし、トークもヒートしちゃうわけよ。

下品な話をデカい声でしていたら、近くの席で一人飲みしてたお兄さんに聞こえてたみたいでさ、もう我慢できなかったみたいで、あたしたちに合流してきたわけ。

でさ、その時はゲイの友達と飲んでたんだけど、会話の内容からあたしたちが一般男子じゃないことを、そのお兄さんは察していたわけなのね。

そしたら、そのお兄さんがしきりに言うのね

「いや、俺、同性愛とか全然偏見ないんで!」

で、それに続いて、自分が人生の中で遭遇したセクシャルマイノリティの人々のエピソードを披露するわけよ。

そのうち、お兄さんがトイレに立ったんだけど、友達と二人で思わずにやついちゃった。

わざわざ偏見がないって口にする人ほど、意識してるものなのよ

だってさ、もしもちょっと特殊な人と出会った時に「私、全然気になりませんから」って宣言しようと思う?

自分に置き換えて考えた時、そういう発言をしちゃう時は、頭の中に無意識に浮かんできちゃうのよ。

この人は自分とは違う世界線の人

それがいけないことだと感じていて、かき消すために口に出しちゃうの。

「気にしてません」って。

ほんとに気にしてなかったら「ふ~ん」で終わるもんね。

好奇心すら湧いてこない。

ちなみに、お兄さんをこれから行く予定だった二軒目のお店に誘ったけど、断られました。

まあさ、よくある話っちゃよくある話なんだけど、無意識であれ線を引いているのって、相手に伝わっちゃうんだなぁって思いました。

 

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