ふきげんよう。
理由は分からないけど、古い記憶がいきなり蘇ってくることってない?
思考って連想の繰り返しな気がするから、なにかトリガーになるキーワードがあったんだろうけど、今日はその話。
今の子供はやらなそうだけどさ、昔は卒業する時に「メッセージ帳」を作る女の子がいなかった?
クラスみんなにメッセージカード(何も記入してないやつね)を渡して、簡単なプロフィールを書いてもらってさ、それを返してもらうの。
名前とか生年月日とか今ならけっこうな個人情報と、星座とか趣味とかどうでもいい情報が項目になっているやつ。
それをさ、クラスのちょっと気の強い雰囲気の女の子が配ったのね。
そしたら、一部のクラスメイトが教室のゴミ箱にくしゃくしゃにして捨てたの。
それを発見したその子は号泣。
その日の帰りに緊急で学級会が開かれることに・・・
あたしが子供の頃って、まだ「学校の先生」は強い時代だったの。
その時の担任の男性教師はさ、けっこう短気な人で生徒に体罰なんて当たり前。
今だったら考えられないよね。
ピリピリした空気の中、担任の先生はメッセージカードを捨てた生徒を教室の前に立たせたの。
面子はさ、その子と対立してた男子数名と・・・
あれ、女子が一人。
その子、メッセージカードを配った子と、いつも二人で一緒にいた「一番の仲良し」だったはず。
先生はメッセージカードを捨てた子たち、一人一人にその理由を聞いていく。
男子たちは「むかつくから」みたいな簡単な理由だったけど、仲良しだった子は一体なんで・・・
先生もそれは気になっていたみたいで、「いつも二人で仲良くしていたのに、なんでそんなことをしたんだ?」って問い質したのよね。
そしたら、
「いつも、『長い髪が綺麗でしょ?』って自慢されて嫌だったから・・・」
って言ったの。
メッセージカードを配った子は、小さい時からずっと髪を伸ばしている子でさ。
家も裕福だったし、分かりやすく言うとお嬢様だったのよ。
対して、仲良しだった子はショートカットの地味な感じだったんだよね。
その出来事があってから卒業までの短い間、二人はお互いを避けていたし、メッセージカードを配ってた子は私立の学校へ進学したから縁は切れたのだろう・・・
40歳も近づいた今、なぜかそんな古い記憶が蘇ってきたので、ブログのネタにしてみました。