最近の恐怖映像番組が嘘臭いのは何故?

AmberAvalona / Pixabay

昔は夏といえば怪談だったのに、今は娯楽も増えたせいか、テレビでもちっともやらなくなったわよね。
たまに放送していても、なんか「制作しました」って感じのインチキ臭い動画を連発しているだけだし、興ざめしちゃって観る気も失せるわ。

ひな壇の芸能人たちも、ワイプに映るためにリアクションしなくちゃいけなくて大変だよね。

今日は「なんで最近の恐怖映像が嘘臭いか」「懐かしい恐怖番組」について振り返るわ。

「あなたの知らない世界」を知ってたら、たぶん・・アラフォー

「あなたの知らない世界」って知ってる?
今の「ヒルナンデス!」が放送している時間って、昔はみのもんたが司会している「おもいっきりテレビ」って番組が放送していて、夏になると視聴者から寄せられた恐怖体験をドラマにしていたのよ。

夜に怪談を観るのも怖いけど、お昼から観るのもけっこう怖いんだよね。
やけに静かな畳の部屋から、何か得体の知れないものが出てきそうな気がして、無理に外に遊びに行ったりしてたわ。

懐かしい心霊写真

あとは「心霊写真特集」もよくやっていたよね。
家族の中で、誰が写真のおかしな箇所を早く見つけるか、競争しなかった?
あの「えっ・・?きゃーーーーー!!」っていうやつね。

写真に写っている人の足がなくなっていたり、あるはずのない手が写り込んでいたりするのよ。
体の一部分がなくなっている場合は、後でそこを大怪我したとか、後日談が紹介されたりするの。

「あるはずのないもの」に関しては、霊能者の人が

「これは浮遊霊ですね。この方たちがあまりに楽しそうなので、悪戯をしたのでしょう」

なんてコメントする。

そして、霊能者の人は大体が女性なんだけど、化粧っ気のない太ったおばちゃんがほとんどだったよね。

フィルムからデジカメの時代に移行したら、何故か写真に姿を現さなくなった霊の皆さん。

ってことは、心霊写真ってやっぱりフィルムがおかしいだけだったのかね。

ちょっと前の恐怖映像

昔はビデオカメラがなければ映像なんて撮れなかったけど、今はけっこうな高画質でスマホでも撮影できちゃう時代。
「◯◯してみた」なんて動画がYOUTUBEに溢れてて、自己顕示欲を剥き出しにする時代に変わったのねって思うわ。

ちょっと前まではさ、恐怖の動画って例えば、

1,廃墟など、心霊スポットに悪ふざけで侵入して、恐ろしい何かと遭遇!後で撮影した動画を確認してみたら、逃げている途中に得体の知れないものが映っていた!

必死で走って逃げていて、カメラの映像もかなり乱れているんだけど、その映像の端っこの方に一瞬だけ霊らしきものが映っている・・みたいなのを「お分かりだろうか?」みたいな、男性の低い声のナレーションと共に再検証するあれね。
けっこうギョッとする気持ち悪いやつ。
本物なのか合成なのかは不明。

2,なんでか分からないけど、駅のホームみたいな日常的な場所を撮影していたら、到着した電車とホームの間から真っ白な手が伸びてきて、一瞬で消えた!

そもそも、なんで駅のホームで動画を撮影していたのかが謎よね。
鉄オタとか?
補足情報として「そのホームから数日前に飛び込み自殺した男性がいた」なんてエピソードが添えられる事も。

最近の恐怖映像

こんなにインスタが流行っているのに、すっかり大人しくなってしまった日本の霊。
最近の恐怖映像番組では、もっぱら馴染みのない海外の霊ばっかり。

しかも、海外の恐怖映像ってやけに芝居がかっていて、大体がB級ホラー映画みたいな出来なのよ。

なんかさ、事故で死んだはずの娘の友達(ヘレン)が訪ねてきて、娘(ナンシー)が喜々として玄関の扉に向かっちゃうのよ。

母「待ってナンシー!ヘレンはもういないの・・!ナンシー待って!お願いよ!扉を開けないで!開けてはダメ!」(母の必死の制止にも応じない、おてんばなナンシー)

それで、ナンシーが扉を開けてみても誰もいないのよ。

そして「どういうことなの・・?」って後ろを振り向くんだけど、そしたらそこに血まみれになったヘレンが立っていて、そこで悲鳴を上げて終了・・みたいな。

ほとんどが、オチに幽霊が出てきて悲鳴を上げて終わりなんだけど、本当の恐怖映像ならその後も撮影しているでしょ?
ていうか、どれも「なんでその状況で動画を撮影していたの?」ってシチュエーションばっかりで、まずはそこから説明して欲しいわ。
友達を亡くして、娘が落ち込んでいる姿を撮影する母親なんていないだろうが!

海外のホラー映画にも言えるけど、なんかストーリーが雑よね。

それと、日本の霊が大体真っ白な黒髪の女ばっかりなのにに対し、海外の霊はゾンビ系ばっかり。
これってなんだろうね?
一種のステレオタイプなのかしら?

有名な悪魔が登場しすぎな「海外の悪魔祓い」

あとさ、海外のエクソシストが、日本でも昔に流行った陰陽師みたいに、カメラの前で除霊する企画があるじゃん?

なんかもう、ヤラセ感がハンパないよね?あれ。

恐らく、悪魔が取り憑いているのは売れない役者さんとかなんだろうけど、人に寄ってはちゃんと演技できていないのよ。
演技に大事なのって、やっぱ目だよね。

目が正気のままの人がいてさ、凄まじく嘘臭かったわ。

それと、日本って生霊とか動物霊とか地縛霊とか、わりと身近な存在の霊がくっついているじゃない?
でも、海外の悪魔祓いって、やけに有名な悪魔が登場するのよ。
リリスだのベルゼブブだの、けっこう上級な悪魔が登場する時もあるんだけど、わざわざ一般人に取り憑かないんじゃない?

ていうか、そんなすごいのが取り憑いていたら、猟奇殺人事件とか犯していそうなんだけど・・

大した闘いにもならず、あっさり除霊されちゃうしさ。

あと、悪魔の口調が台本でもあるかのように、みんな一緒なのも疑問。
オネエ口調の悪魔がいてもよくない?

粗ばかりが目立って、いつも笑っちゃうのよね。

霊能者は本当に霊が視えるのか?

昔、クラスに一人は「霊感が強い」って自称している子っていなかった?
まあ、嘘だったんだろうけど、この手の病をこじらせると、かの有名な「中二病」になるのよ、きっと。

そして「あたしさ、霊が視えるんだけど・・」って人、本当なのかな?
誰でもいいから「あれね、実はネタなのよ」って真相を明かしてくれないかしらね。

霊が本当に存在するのか、こればっかりは死んでみないと分からないけど、霊能者がインチキなのかどうかは、やっぱ気になるわ。

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