うつ病だった時に付けていた日記を読んでみた。

lillaby / Pixabay

2016年に起こった熊本地震から二年が経過・・・
あの時は、関東でもけっこう大きい地震があったのよね。

熊本地震が起きた時、あたしはブラック上司からのパワハラに悩んでいたので、熊本地震とうつ病で自分が壊れてしまった記憶とがリンクしてしまうの。
記憶って、ふとしたきっかけでいろいろと蘇ってくるから不思議。

あたしの人生を物語みたいに章で区切るなら、ここ二年間の挫折&低迷期がもうすぐ終わるんだと思う。
ていうか、そうあってほしいんだけどね。

うつ病だった頃の日記

二年前のあたしは、このブログとは全く違う無料ブログで、転職活動や再就職後の日々を記録に残していて、今でもアカウントは残してあるの。
更新は全くしていないけどね。

本名と艶子の他に違う名前をもう一つ持っていて、その時はこんなふざけてないの。
なんだかすごく真面目な文章を綴っているわ。

うつ病の時の心境だから、基本的に暗いんだけどね・・

あのブログは、あたしの大事な人生の記録として、ずっと残しておくつもり。
辛い内容だけど、あれを読めばちょっと嫌なことぐらいは耐えられる。

あの頃に付けていた日記を読み返してみると、改めてうつ病って大変な病気なんだと思う。

あの頃の自分を分析してみる

限界が近くなってきた頃に日記に書かれていたのは、

『上司からの罵倒も、同僚からの優しい言葉も、もう何も感じない』

こんな事が書いてあったの。

病気のせいなのか、服用していた薬のせいなのか、あの頃のあたしは「無気力・無関心」になっていたのよね。
「興味」という感情が一切なくなっていて、今はこんなに楽しみにしている食事も、あの頃はただエネルギーを補給しているだけ。
掃除や洗濯をするのも億劫で、断捨離の鬼と化した今からだと考えられない状態。

毎日、自分の名前を呼ばれるのは仕事の注意を受ける時ばかり。
先輩の言う通りにしていても、なせか怒られる。
会社にいたくないのに、仕事の拘束時間が長くてプライベートな時間は全然ない。

心が帰る場所がない。
笑うことを忘れて、顔の筋肉が固まっている。

とても疲れた・・
早く終わりにならないだろうか・・

これは薬を飲み始めて一週間ぐらい経過した頃の日記。
薬を飲むようになって、一旦は調子が良くなってきたのに、思わぬ副作用やさほど変わらない現状に落胆している。

終電まで残業して、それから1時間以上かけて帰宅して、夜中の3時ぐらいにブログを更新している日もある。
休みの前日だからほっとしてるけど、その日は上司から罵倒されて落ち込んでいたみたい。
今、何について怒られたのか思い出したわ(汗)

明日もまた会社に行かなくちゃいけない。
明日の自分はどんな顔をしているのだろう。

これはさ、「向いてない人は早めに仕事を辞めた方がいい」って、先輩が雑談の中で何気なく言ったのよ。
それを聞いて、すっごく傷ついたのよね。
別に態度に出したりはしなかったけど、人の心ってやっぱ見えないものだし、発言には気を付けるべきだわ(汗)
まあ、あたしも無意識に誰かを傷つけているかも知れないのは一緒だけどさ・・

振り返ってみて・・

うつ病になる前の日記は、割と前向きな事も書いてあったけど、仕事のミスがなくならないのに悩んでいたみたい。
自分で言うのもなんだけど、あたしは物覚えが早い方なので、正常な状態でも仕事ができなかったってことは、あの仕事自体に向いてなかったんだと思う。

こうやって、希望でいっぱいの新生活の雲行きが、どんどん怪しくなっていくのを振り返ると、今後が不安になる・・・
だけど、あの頃の自分は、行くべき場所じゃない所に進んでいたんだと思う。

さっき話した先輩の言葉に深く傷ついたのは、本当だったからだよね。

最近、これから始まる新生活が怖くなる時があって、過去を引きずっている自分に気付いて、前向きになったり後ろ向きになったりの繰り返し。

あえて、じっくり振り返らなかった苦い過去を分析することで、気持ちがだいぶ落ち着いてきたかも。

正直、誰かに頼ったり、寄り掛かりたい気持ちはあるけれど、やっぱり自分の力で立ち向かわなくてはいけないからさ、頑張ってみたわ。

だいぶ気分がすっきりした。
過去の自分がかわいそう過ぎて、抱き締めてあげたい(笑)

笑って振り返れる日が来て、良かったなぁって思ったわ。

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