急性虫垂炎で入院していました・その3「入院生活」

OpenClipart-Vectors / Pixabay

前回は、病棟に運ばれたまでのお話だったわね。
早く書かないと、どんなことがあったか忘れてしまうわ(汗)

入院初日

あたしに割り当てられたのは2人部屋。
でも、お隣さんがいなかったので、実質個室状態。
病室に運ばれたのは深夜だったし、他の患者さんの迷惑にならないから気楽で良かったわ。

痛さで熱で意識が朦朧としていたので、入院の手続きは母に任せて、あたしは寝ることに。
だけど、痛くて全然眠れないのよ(涙)

夜中に2回ぐらいナースコールを押して、痛み止めの点滴を打ってもらったわ。

入院2~3日目

昨日に引き続き、痛みと熱で元気がない状態。
痛み止めを打ってもらっても数時間で効果が切れてしまって、また追加してもらう感じ。

バイト先にはしばらく入院する旨を電話で伝えて、これで無断欠勤にはならない、良かった・・
でも、来月のお給料は少ないだろうなぁ。

そんなどんよりモードの中でも嬉しかったのが「シャワーに入れること」

無理そうなら看護師が清拭だっけ?してくれるって言ってたけど、体よりもあたしは頭を洗いたいの!!
昨日、お風呂に入れなかったから、もう我慢できないわ。
なので、シャワー室を予約してもらいました。

そうそう、シャワーに入る時は、点滴棒みたいな奴から点滴を外してもらって、針が刺さっている箇所は水に濡れても大丈夫なテープみたいなので、グルグル巻きにするの。
だから、腕には点滴の針は刺さったまま。
その作業を看護師さんにやってもらわなきゃいけないから、人が少なくて忙しい夜勤の時より、日勤の時間帯にお風呂に入らなきゃいけない雰囲気だったわ(汗)

ちなみに、パジャマやバスタオル&小さいタオルは、1日500円ぐらいでレンタルすることにしました。
ほんとは、パジャマは持ってきて欲しかったのだけど、母にうまく伝わらなそうでね(苦笑)
入院の準備、一旦、家に帰って自分でできればいいのに・・
でも、熱が上がったり下がったりで、けっこう汗をかくし、結果、レンタルで良かったわ。
毎日、新しいパジャマを届けてもらえるしね。

というわけで、二日目はまだまだ痛みが治まらなかったけど、お風呂に入れたおかげでストレスが減りました。
そうそう、盲腸になるとご飯が食べられないの(涙)
許されているのは水と飴玉ぐらい。

24時間点滴とお友達で、常に栄養を供給されているらしく、お腹が空かないんだけどね。
点滴ってすごいわね。

3日目は、いくらかか痛みが治まってきて、1階のロビーにある売店まで買い物へ行けるぐらいに元気になりました。
痛み止めをお願いした回数も1回ぐらいに減ったわ。

少し余裕が出てきて思ったのが、入院生活のつまらなさ・・
最近、東京MXテレビの情報番組以外は、ほとんどテレビ番組を観ていないから、テレビは全然観る気がしない(しかも、病院のテレビは東京MXがテレビ映らないから余計に・・)
スマホの充電器をまだ持ってきてもらえていないため無駄に使えないし、寝てるか考え事している以外にやることなかったわ。

入院4~5日目

4日目の朝、まだ熱は出ていたけど、お腹の痛みはだいぶ治まったの。
ここで一回、血液検査をして、炎症の度合いが下がっていたら食事が出ることに!

先生の見立てでは「血液検査の結果を待たずとも、食事はもう大丈夫だろう」ということで、お昼から食事が出る予定だったのだけど・・

11時ぐらいになって看護師さんがやってきて

「血液検査の結果が良くなかったので、食事は見送りになりました」

と悲しいニュースが(涙)
そして、

「大部屋が空いたので、お引っ越ししてもらいますね」

という嬉しくないニュースも・・

今まで一人で快適だったのにぃ(涙)

しかも、お昼の時間になったら、情報伝達がうまく行っていなかったらしく、ご飯が配膳されてきて、泣く泣く自分で事情を説明して断ったわ。
酷い・・・

お昼の後にお引っ越しがあって、あたしは4人部屋へ移動。

隣は80代と思われるおじいちゃん。
なんの病気か分からないけど、血圧も血糖値も高いし、なんか輸血もしてた。

向かいは70歳ぐらいの、やっぱりおじいちゃん。
全身麻酔で内視鏡で手術してたけどガンかな?

斜め向かいは40代ぐらいの男の人。
腎盂炎らしい。

みんな、奥さんがいるみたいだけど、旦那が病気するとお見舞いが大変ね。
ご高齢のご婦人2人は、まだ暑かったし大変そうだったわ。

ちなみに、向かいのおじいちゃんは寝言がかなり特殊で30分ぐらい

ウピピピピピピーーーー!

みたいな奇声を上げ続けていたわ。
すごいびっくりした!
斜め向かいの男と人は眠れないらしく、すっごい舌打ちしてたわ。

その不穏な空気に、あたしも寝付けなかったわ(笑)

あまりにも退屈だったので、売店で文庫本を2冊ほど買っていたから、眠れない夜も読書でなんとかしのぎました。

5日目になると、じっとしていればほとんど痛みがない状態に。
病棟内を散歩するのが苦じゃないぐらいに元気になったの。

そして、この日の朝から念願の食事スタート。

しかし・・・

食事

メニューは流動食。

重湯、味噌汁、牛乳、野菜ジュース、ほうじ茶・・

全部、水分。
固形物はなし。

食べた後、めちゃくちゃお腹がダボダボになったわ。
そして、重湯って美味しくない・・

メインは重湯なので、食べ切るのが辛かった。
「口に合わないから残す」って発想がないので意地でも食べたけれど、楽しくない食事だった。

痛みは治まったけど、熱がなかなか下がらなくて、それが悩みの種。
そのうち、熱がある状態に慣れてしまって、38℃ぐらいなら平気になっちゃった。
39℃はさすがに辛いんだけどね。

入院6日目

体感では、もう元気なあたし。
今日の朝の血液検査の結果次第では、緊急手術の可能性もあるらしい・・
ていうか、検査の結果が悪くても、痛くないから今さら手術したくない。

朝6時ぐらいに早々と採血をして、8時の主治医の回診時には結果が分かるようにしてくれたらしい。
血液検査の結果は数値が正常値に戻ったとのこと。

とりあえず、薬で散らすのは成功したらしい。

ただ・・

「まだ、普通の食事をしていないから、様子見のために後2日入院してほしい」

と、魔の提案が!!

ていうか、もう十分よ!
こんな元気なのに、くそつまんない病院で後2日も何をしてろって言うわけっっ?

というわけで、絶対に今日退院したい意志を伝えて押し通したわ!

先生は少しだけ悲しそうな顔をしていたけど、朝と昼の2回食事をして、お腹が痛くならないか様子を見て、大丈夫なら退院していいとのこと。

でもね、あたし・・
本当はこっそり、2回ぐらいおやつ食べたの、
シフォンケーキとかビスコとかチョコとか。
だから、食べても平気なことは知っていたのよ。

なので、この試練はクリア。

食事を待っている間にさっさと退院の支度をして、お昼過ぎに一人で帰ったわ。
ちなみに、6日間の入院費は8万5000円ぐらいだった。

退院した日は暑かったから、歩くだけで体力を削がれたわ。
でも、家に帰れる嬉しさを思えば、足取りも軽かったわね。

退院後

病院での食事をほとんどすっ飛ばして退院したあたし。
刺激が強い食べ物やこってりした食べ物以外なら、食べても大丈夫だったので、普通のご飯を食べていたのだけど、昨日までは食後にお腹が張って辛かったわ。
胃も腸も本調子じゃなかったのね・・

微熱も退院してから3日ぐらいは続きました。
ちょっと出かけただけでぐったりしていたから、体力も減ってたみたい。

今はもう、だいぶ良くなってきたんだけどね。
バイトの復帰初日は体調がいまいちで辛かったわ。
そんな時に限って、すごい忙しくてね・・
翌日に統計を見たら、病み上がりなのに、あたしが一番仕事してたわ。

神様ってブスに厳しい。

今回は薬で散らしただけだからさ、再発の恐れがあるのよね。
それを思うと、潔く手術したほうが経済的だったな。
経過が良ければ、退院も早くできただろうし。

盲腸って、ドラマとかで見ると、けっこうケロっと治っている雰囲気だったからなめてたけど、すごい辛いのね・・
あの演出は間違いだったんだわ。

ストレスが原因の一つらしいし、みんなも気を付けてね。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

もしや・・シェアしてくれたり?

フォローする