前回の記事では、「株式投資は、お馬鹿をしなければ怖くないよ♪」という事を伝えたわね!
でも、そこにばかり集中しすぎて、他の細々とした情報を伝えきれてなかったわ!
今回は株式投資初心者のために、細々とした情報をまとめるわねっ
目次
証券会社選びの基準
インターネットが普及していなかった時代は、証券会社に電話して株の売買注文を出していたらしいわね。
今は、どこの証券会社もネット証券を開いているので、Web上から無言で注文が出せるわよ♪
どこの証券会社に口座を開設するか迷うと思うけど、株式投資を始めるに当たって、基準になりそうな事をまとめてみるわね。
手数料
株の売買はその度に手数料が掛かるの。
数百円程度だけど、頻繁に取引するなら手数料は馬鹿にならないわ。
うまく利益が出せていないのに、手数料だけかさむ「手数料貧乏」なんて言葉もあるから、いろいろな証券会社を比較してみるといいわよ。
証券会社に寄っては、口座を開設してから「一定期間は手数料無料」なんてキャンペーンをやっている所もあるので、吟味してみてね♪
取引ツール
デイトレードの場合だけど、いかにスピーディーに注文を出せるかで、利益が変わることが多々あるわ。
だから、クリック一つで簡単に注文が出せるような便利なツールを、無料で提供している証券会社もたくさんあるの。
デイトレードよりも、もっと長い時間軸で取引するなら、取引ツールの反応はそんなにこだわらなくていいかもね。
情報ツール
証券会社は取引ツールの他に、情報ツールも無料で提供してくれるの。
上場している会社が発表したIR(投資家向けのニュース)や決算などの情報、株式市場に関わりそうな国内・海外のニュースを配信してくれるわ。
また、「これくらいの資金で、こんな業種の銘柄が欲しい!」なんて思った時には「スクリーニング」って作業が必要だけど、それも証券会社が提供している情報ツールで行えるわよ。
取引ツール、情報ツールに関しては相性があると思うわ。
いくつかの証券会社に口座を開いて、ツールの使いやすさや情報量の豊富さなど、比べてみるのもいいわよ!
基本的に、どこの会社も口座を開くのは無料だし、開設した後も使用料金を取られる事はないわ。
「取引は手数料が安い証券会社からやって、情報収集は別の会社の方が優秀だから、情報ツールだけ使って・・」なんて事も可能よ。
株式市場が開いている時間
株式市場が開いている時間は、平日の9時~15時までよ。
途中にお昼休みを挟んで、午前と午後に分かれているの。具体的な時間は・・
前場(ぜんば・午前の取引時間の事)→9:00~11:30
後場(ごば・午後の取引時間の事)→12:30~15:00
こんな感じよ。
前場と後場の間にちょっと早めのお昼休みが入るわね。
ちなみに注文を出すだけなら、いつでもできるわよ!
時間外でも取引できる会社もある
実は、前述した取引時間外でも、株のトレードができるシステムがあるの。
それは「PTS(私設取引システム)」と言って、現在では一部の証券会社しか扱っていないわ。
金融商品取引所を通さず、PTSを使える人たちだけで株のトレードができるシステムよ。
PTSのメリットは、
「株式市場が閉場した15時以降に、特定の銘柄に株価が大きく変動する材料が出た場合、翌日の9時を待たずに取引できること」
ただし、PTSを取り扱っている証券会社は少ないので、取引に参加している人も少ないの。
そうすると、おのずと流動性も低くなるので、
「買いたくても売ってくれる人がいない」
「売りたくても、買ってくれる人がいない」
なんて事が、よく起こるそうだわ。
あたしは使った事がないけど、興味があるならPTSを取り扱っている証券会社に口座を開くといいわね。
準備ができても、すぐに株式投資を始めないで!
あたしもそうだったけど、株式投資を始めようと思った時、まずは初心者用の株本を読み漁るよね?
ああいうのって、けっこう簡単に「儲かる」って書いてあるから、ちょっと勉強しただけで勝てる気分になるのよ。
でもね、実際は・・・全然勝てません!
株式市場は、いつ何が起こるか分からない不確実な世界なので、マニュアル通りに進まないのよ。
株本って、過去に起こった株価の変動について、
「私はこの安い所で1000株買って、株価が急騰した後、一番高い所で売って◯◯万円利益を出しました」
なんて解説している本が多いけど、こんなのいくらだって言いようがあると思わない?
既に結果が出ているんだから、理由はいくらでも後付できるもの。
というわけで証券口座を開いて、入金もして、株を売買できる状態になっても、しばらくは取引しないことをオススメするわ。
闇雲に取引して、大事なお金を失いたくないでしょ?
焦らなくても株式市場は逃げないので、「監視」という形で株式市場に参加してみてね。
気になる銘柄があるのなら、値動きを追ってみるといい。
株価が上昇、下落、もしくは動かないのなら、どうしてそういう状態なのか、調査してみるといいわ。
そういう事の積み重ねで、今の株価は「高い位置」にあるのか、「安い位置」にあるのか、自分なりの指標ができてくるはず。
株式投資の正しい知識を身に着ければ、将来の生活を豊かにするきっかけになるかもよ。
株式投資でリアルタイムの情報を入手するなら・・
さて、「しばらくは『監視』で株式市場に参加して」とは言ってみたものの、初心者の頃って右も左も分からないわよね。
投資関連の雑誌の情報を参考にしてもいいけど、記事を執筆してから発売までに時間が経ってしまうから、情報の鮮度としては少し古いのよね。
そこで、リアルタイムで情報を得るには、最適なツールがある。
それが・・
「Twitter」
ネット証券の普及と共に、昔はヤフー掲示板で情報を交換するのが主流だったらしいけど、日本にTwitterがやってきてからは、株クラスタ(株式投資をしている人たち)は、より幅広く情報を共有できるTwitterを使うようになったの。
Twitterには、デイトレードから長期投資、様々な時間軸で株式投資を行っている個人投資家が登録しているわ。
その中から、自分が目標としている投資スタイルに、参考になりそうなアカウントを見つけてフォローしてみるといい。
優良なアカウントなら、自分の培ってきた株式投資の知識を共有してくれるので、すごく勉強になるわよ。
Twitterで、株式投資初心者が陥りやすい罠「煽り屋」
Twitterにはカリスマ性が高い株式トレーダーがたくさんいるのだけど、気を付けなくてはいけないのが「煽り屋」と呼ばれている人たち。
そういう人たちは「常に自分は儲かっている」と声高々にツイートをしているの。
そして、「儲かっているから、この人は上手なんだ」って、フォロワーも増えていくわけね。
だから、煽り屋はフォロワーが数千人以上もいて、一見、すごそうな人に見えるのよ。
でも、煽り屋の狙いは、そうやって自分の信者を作ることなの。
煽り屋のやり口とは?
信者が増えたら、煽り屋は特定の銘柄を推奨するようになるわ。
さも、「今、気付いた」みたいな素振りを見せるけど、実は自分はずいぶん前から仕込んでいるのよ。
そして、煽り屋が推奨した銘柄を信者たちが我先にと買い始める。
そうすると、株価は急騰するわけね。
煽り屋はその後も
「この銘柄はまだまだ株価が高くなるよ」
って買い煽りを続けるけど、過熱感が出てきたらその裏で自分は仕込んだ株を売って利益を得ているの。
短期間で急騰した株は下がる時も勢いが激しいの。
例え煽り屋が推奨を続けても、
「どう考えても過熱感のある、株価が高い位置で買う」
「まだ株価が上昇すると思って、いつまでも手放さないでいる」
こんな事をしていると、大損する危険性があるわよ。
買い時を自分で判断できないと、売り時も判断できないのよ。
煽りに乗ってみるにしても、あまり欲は出さずに早めに逃げた方がいいと思う。
煽り屋はみんな言うの
「投資は自己責任でお願いします」って。
確かにその通りだから、大損しても文句は言えないわ。
それと、煽り屋の中には都合が悪いツイートは全て削除して、証拠隠滅を図る人もいるぐらいだし、どんなに「儲かった」って言っていても、一歩引いた目で見た方がいいわよ。
株式投資プチ情報、これにて終わり
というわけで、あたしの経験から株本とか初心者用のwebサイトに載っていなさそうなことを、プチ情報としてまとめてみたけど、いかがだったかしら?
「注文の出し方」、「板の読み方」、「チャートの見方」、「テクニカル分析」、「ファンダメンタル分析」などなど、この手の事は株本やネットにて情報が溢れているから、わざわざあたしから聞きたくないわよね?
みんなの株式投資ライフが豊かになることを祈っているわ~