「中高年の引きこもり」と「引き出し屋」のニュースを見て感じた、この先の闇

ふきげんよう。

先日、ネットのニュースを見ていたら「引き出し屋」っていう、見慣れない言葉が目に入ってきてさ。

てっきり、オレオレ詐欺の「出し子」のことかと思ったら、違うらしくてね。

引き出し屋って、

引きこもりの人を説得して更生施設に連れて行って、施設での生活やその後の就職を監督する

みたいなことを商売にしているみたい。

でも、トラブルが多いらしく、施設にいる間も施設を出た後もケアが不十分で、この度のニュースになっていた、と。

さらに不信感を募らせるのが、費用が高額なこと。

成功報酬ではなく、前払いで数百万円もかかるらしい。

なんとも引きこもりを抱える家族の足元を見た商売って感じだわ。

「引きこもる人」について

あたしと同じ中高年世代の引きこもりは、全国で分かっているだけで61万人はいるんだそう。

この世代の親はバブル期を生きた人たちで、お金もそれなりに持っているから、「マーケット」なんていやらしい目で見ると、美味しいのかもね。

若いうちから引きこもって、いつの間にか中年になっちゃう人を見て、昔は「とり返しがつかなくなる前に、なんで行動しないんだろう」って思っていたけど…

これはあたしにしか適用されない、あたしだけの基準よね。

あたしもうつ病になった時は二年間も家で過ごして、社会復帰なんて無理って思ったけど…

そもそも、閉じこもっているのが苦手なので、引き出し屋とやらに世話にならなくても、自分で社会に戻ったわ。

いろいろ痛い目にあったおかげで、考える力も行動力も身に着いたしさ。

でもさ、世の中にはあたしができたことができない人もいるのよね。

そしたら、第三者に力を借りるしかないのかもしれない。

「弱者への支援」なんて、いつだって追いつかない

ただ、この国に61万もの「外に出られない人」がいるということは、行政の支援は追いついていないということ。

そして、そこに悪質な引き出し屋がつけ込む余地がいくらでもあるということよね。

誰かが「外に出ない引きこもりまでサポートできない」って言ってた。

これは「支援施設に自分で出向いてくれなくては、一緒に考えることもできない」ってことか…

確かに、それは仕方ないよね。

「支援」する側はそれなりに知識がある人じゃないとできない→知識ある人を育成したり、雇うにはお金が必要→でも日本はどんどん貧乏になっていて、行政に予算がいかない→外交や何かへの忖度とか、変な政策にはお金をたくさん使うのに国が衰退する深層は放置

無視している間に、内側の深い部分がどんどん蝕まれていく。

そのうち、今さら始まった氷河期世代の支援みたいに、見当違いの政策が打ち出されるんじゃないの?

「支援対象者を雇用した企業には助成金を」なんて、悪い奴らに食い物にされそうなやつね。

私たちは淘汰されるべきだから

あたしは非正規雇用でセクシャルマイノリティで、社会的弱者なのかも知れない。

雇用の問題も、セクシャルマイノリティへの社会の配慮も、少しずつ変わりつつある。

でも、政治家たちは人気取りのために、社会的弱者の声を利用しているようにしか感じない。

もし、人間も動物の世界と同じ「弱肉強食」なら、あたしみたいに子孫も残さず、群れも持たない種は淘汰されるはず。

本当は、国も「理解し難いもの」「基準に満たないもの」は、どんどん排除したいのよ。

だけど、倫理的にそれはできないから、表面を取り繕っているだけ。

あたしを取り巻く問題も引きこもりの問題も、きっと真に解決しないと思う。

そして「生きる力のない弱い種」は、長い時間をかけて人知れず淘汰され、闇に葬られるの。

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