ふきげんよう。
緊急事態宣言が解除されてから、図書館が開館するようになったので、最近はよく読書しているの。
プライベートがどんより気味なので、現実とは違う世界へ行ける小説がいいよね。
それでさ、最近では山内マリコの「あの子は貴族」って本を読んだの。
アラサー女子の婚活を巡るお話なんだけど、「いいとこのお嬢さん」の華子の視点から物語が始まり、その対比として「下流寄りのお家」で育った美紀のエピソードが展開されていく、と。
華子のエピソードにはさ、なんか想像できないような登場人物がたくさん出てくるのね。
どっかの高級ホテルのラウンジでアフタヌーンティーしたり、日本橋の老舗の呉服屋できものを誂えちゃうようなさ。
まさに上流階級。
その中でもさ、まるで「貴族階級」みたいな人も登場するわけ。
「慶應幼稚舎」「家が代々の金持ち」「住んでいる所が東京の高級住宅地」
以前に読んだ姫野カオルコの「あの子は頭が悪いから」にもさ、こういう貴族階級みたいな男の子たちが出てきたのよね。
あたしの人生の中では、友達の友達に「子供の頃から学習院」の貴族階級な子がいたんだけど、なんか下品な振る舞いとかしなかった。
「おっとりしている」とは、あの子みたいな人間に使う言葉なんだわ、きっと。
なんかさ、考えちゃったのね。
あたしたちの知らない所で、大きなお金が動いているでしょ?
国会で話題になる「使途不明金」のような…
こういうさ、貴族階級の人たちが、クローズされた世界の中で大きなお金を回して、自分たちの懐にも大金を入れているのかしら…
てかさ、あたしも関東在住だし、都内には気軽に行けるんだけど、どの辺りをうろついていたら、貴族様たちが歩いているの?
広尾とか?
今度、無駄に東京の高級住宅街をうろついてみようかな。
見てみたいわ、日本の貴族様。