人生のステップ毎にやってくる『女のマウンティング』

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女って、子供の頃から常に張り合っている生き物よね。

どんなに仲の良い友達でも、美醜に関しての意識は敏感。
幼い時から『あの子は自分よりも可愛いか、可愛くないか』そこから派生して『あの子は自分よりも男の子に人気か、人気じゃないか』など、『自分と〇〇』で思考している。
自意識の芽生えは男の子よりもだいぶ早そう。

運悪く、美醜で勝てない相手に巡り会ってしまったら、今度は服とか持ち物とか、おしゃれな方面で相手を出し抜けないか考える。
いつも可愛い洋服を着ている、長く伸ばした髪の毛が綺麗・・とかね。

こんなマウンティング合戦は、きっと幼稚園・保育園でも繰り広げられているはず。

保育士の友達が一様に『女の子は赤ちゃんの頃から女だね!やっぱ小さい時は男の子の方が無邪気で可愛いよ』なんて言うけど、女って言葉を話せるようになる辺りから、母親に対して父親を巡ってライバル意識を抱いていそう。

まあ、あたしは本物の女じゃないから、リアルなところはよく分からないけどさ。
いつの間にか女の世界に入り込んでいて、女のドロドロに巻き込まれるようになってから目にしてきた「マウンティング合戦」を、今日はちょっと振り返ってみようと思うわ。

ティーン~二十歳前後→恋愛しているか、していないか?

幼い時から美醜について、シビアな世界に生きる女・・
女の子のグループって、容姿のレベルも一定の場合が多いわよね。
可愛すぎる子と並ぶと自分が引き立て役になっちゃうし、だからといってすっごい冴えない子を連れて歩いていると、自分のランク下がりそうだし・・

まあ、こんな事を考えるのは十人並みの中途半端な容姿の女かも知れないけど。

ここら辺に関わりたくなくて、違う路線を行く子たち(バンドにはまったり、zipperみたいな個性的なおしゃれにはまったり・・)もいるけど、突拍子もない事をしたくない子は、無難にギャルになるわよね。

スクールカーストの下位層にならないためには友達って大事だし、内心いけすかない相手でも耐え忍んで生活するのは、女同士のコミュニティではよくある話。

でも、女子グループのヒエラルキーの中で、もっと上に行きたい。
だが、美醜ではどうやっても、あの女に勝てない。

そんな状況を打開するのはそう、

彼氏

よね。

美醜に関しては、女よりも男の方がだいぶ融通が利く。
男の子の良さって、美醜以外のステータスが重要なこともあるしさ。
まあ、ステータスが良くって顔がイケメンだったら、なお良いけどね。

この『男から選ばれる、選ばれない』で優劣を判断するのって、なぜだか人間に刷り込まれている。
例えば、高学歴で何もかもを手に入れているキャリアウーマンが、ブスで独身だったら。

仕事ができて高収入・・・でも、ブスだよね(笑)
男が寄ってこないから、結婚できてないよね(笑)

↑なんでか、たくさん勉強して仕事も頑張った努力とは関係ない部分を引き合いに出されて、貶められるという・・

ちょっと脱線したけど、『男から愛されていれば、自分の方が上』みたいな謎の刷り込みがされていて、自意識の塊みたいなティーンから二十歳ぐらいの頃は、『恋愛しているか』はたまた『セックスを経験済みで処女じゃないかなんかでマウンティングが発生するのよ。

これらを経験すると、何故か彼氏がいない友達に対して上から発言をするようになるのよね。

『そんなんだから彼氏できないんだよ~』
『本気で恋愛したことないあんなに何が分かるの?』
『処女なんか早く捨てた方がいいよ~、あんまり取っておくと男が引くし』

こういう上から発言もイラっとするけど「恋愛のピークを過ぎて、もう一緒にいるのが自然」みたいな『一皮むけた相方感』を醸してくる女も苦手だわ。

ちなみに、『あたしよりも冴えないあの子になんで彼氏ができるの!?』って、自分よりも格下と思っている相手にマウンティングされたのが悔しくて、とりあえず適当な男の子と付き合っちゃう愚かな女もいるわよね。

こういう思考の子って、友達グループ間で発生する結婚ラッシュに出遅れると、同じように適当な男と結婚しちゃうんだろうな。
そして、離婚してシングルマザーになるか、文句たらたらな結婚生活を送るか・・
いずれにしても、他人中心な思考って良くないわね。

三十路前後→子ありor子なし・賃貸or持ち家・マンションor一軒家

次にマウンティングが起こりやすいのは結婚後。
結婚までも小競り合いはちょこちょこあるだろうけど、結婚を介してまた「同じ土俵に立つ」っていうか「女特有の横並びの世界に集合」って感じがする。

ここから先は結婚する男のスペックにも寄ってくるのよね。
あまりにも生活レベルが違うと、見せつけられるのが嫌で付き合い自体がなくなりそう。
そもそも楽しくないしね。

女は出る杭は打つ生き物だから、自分が属すグループはそう変わらない生活レベルに落ち着くと思うの。
だから、みんな似たようなスペックの男と結婚しているはず。

ただ、表面上は仲良しに見えても、張り合うことを止められないのよね~

子あり・子なし問題

これに関しては『子供は作らない主義』の方は、今回は省くわね。
みんな、子供が欲しい場合。

妊活なんか意識しなくても、すぐ子供ができる夫婦もいれば、けっこう努力しているのに、なかなか子供ができない夫婦もいるわよね。
なかなか子供ができない子と、友達が産んだほやほやの赤ちゃんを見に行ったりすると、

『可愛いね~、赤ちゃん欲しくなっちゃわない?』

とか、言われるけど、どうやっても子供が産めないあたしに、その話題を振るのってどういう神経なのかしらね?

あっ
脱線した。

子供を免罪符に使う女って、社会にたくさんいない?
まるで、子供がいない人間は自分に協力して当たり前みたいな態度の人。

これもよく分からない理屈なんだけど、先に話した『男に選ばれる方が格上』の刷り込みと一緒で、『出産したことがある方が上』みたいな妙な刷り込みもあるわよね。

あたしは子宮もないし、生理も来ないからよく分からないんだけど、これは女子にしか分からない何かなのかしら?

子供の他にマウンティングの対象になるのが『住まい』

賃貸or持ち家については価値観の問題だし、これからの日本は空き家問題で、不動産への投資が一番危険とまで言われているぐらいだから、家を買うのはちょっと待った方がいい気もするけど・・・
やっぱ、結婚して子供ができたら、みんな持ち家が欲しくなるみたいね。

一般的な稼ぎの旦那さんなら、できるだけ若いうちにローンを組んだ方がいいだろうし、子供ができて手狭になったら当たり前の思考なのかしら。

日本って、結婚後にいつまでも賃貸に住んでいると、馬鹿にされる風潮よね?
家も買えないのかって。
ほんとは考えあってのことなのかも知れないのにねぇ・・・

仮にマイホームを手に入れたとしても、今度はマンションor一軒家でマウンティング。

マンション住まいの友達と一軒家のお宅にお邪魔したりすると、

『やっぱ一軒家はいいね~』

なんて言い出すけど、ほんとにそう思っているんだか。

だってさ、そんなにスペックが高くない旦那さんで一軒家ってことは、

利便性が低い地域に家を建てた

↑こうなることが多い。

マンションを買った友達は、

利便性を取って、家の広さよりマンションを選んだ

↑大体、こんな感じでしょ?

『一軒家はいいね』なんて言いながら、裏では『こんな不便な田舎、絶対に住みたくない』って思っているかも知れないし、一軒家の友達も『利便性は良くても、狭いマンションなんて住みたくない』って思っているかも。

利便性も広さも全てを兼ね備えた家に住む友達宅にお邪魔するなら、本当に悔しくて適当な軽口なんて叩けない気がする・・

マウンティングはババアになっても終わらない。

あたしなりに分析してみたけど、なんか意地が悪い内容よね。
ていうか、あたしが意地悪なのかしら?
怖いだけで意地悪ではないつもりなんだけど・・

別に、友達関係がギスギスしているわけじゃないけど、女同士のコミュニティって水面下でちょこちょこマウンティングが行われている気がするのよね。

まあ、そこら辺も含めて、うまく折り合いを付けていくのが女なんだけど、よく聞く『女はいない女の悪口を言う』は一種の処世術なのかもよ。
良くはないけど。

身近にいる女(母)も、もう70が近くなってきたけど、やっぱりマウンティングしてるもん。
自分ではそう思っていないのかも知れないけど。

マウンティングなんてない平和な会話ができるのって、一体いくつになった時なのかしらね~?

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