今夜はNHKのEテレで「いじめをノックアウト」が放送しているけど、しょっぱなからヘビーな内容だったわ。
現役の中学生数人に実際にLINEでグループトークしてもらって、会話がどんな風に展開するかを放送していたのだけど、まあトークの流れるのが速いこと!
基本的に文にもなっていないような一言メッセージなんだけど、よくあれで「空気」を読めるわよね。
何人かトークを主導するちょっとキツ目の性格の子がいて、その子たちのご機嫌を取れるかどうかなんだけど、子供たちがこだわっているのが「敵」か「味方」か。
あたしが子供の時もいじめはあったけどさ、敵とか味方とかこんなにピリピリした緊張感ってあったかな?
少し変わった子を仲間外れにするのは今でも同じみたいで、言うなればスクールカーストの下層、ヒエラルキーの下と見なされている子がいじめの標的にされるわけよね。
それに加えて、あのLINEのやり取りを見る限りでは、ヒエラルキーの下にいなくても、何か1つでも発言を間違えちゃえば一気に嫌われ者扱い。
すっごい緊張感よね、これ。
かと言って、グループに参加していなければ、リアルの世界で除け者にされちゃうかも知れないんでしょ?
みんな一体、誰の目を意識して生きているのだろう・・?
きっと、子供の頃ってそんな事を考える余裕はないよね。
大人になってから「自分は自分でいい」「嫌われたっていい」って分かるようになって、他人を意識して生きる必要なんてないって思えるようになるけど、学校なんて場所は成績とか分かりやすい数値で管理された、狭い世間だもん。
もしも苦しんでいる子がいたら、「今いる場所はとても狭くて、世界はもっと広い」って教えてあげたいんだけど、どうやったら伝える事ができるのかねぇ。
今、こうしている間にも、夏休みが終わる事を憂鬱に感じている子供がいるわけだし・・
あたしが人の親になる事はないけど、自分の子供が苦しんでいたら、学校に行かなくてもいい方法を探してみるかな?
経済的な事情も影響するかも知れないけど、そんな時こそ行政を駆使できないかねぇ。。
とにかく、子供が自ら命を絶つような事は起こらないで欲しいです。