あたし、ほんとに毎日仕事に行きたくないのよね。
ていうか、もう生きるのがめんどくさい。
生きるのがめんどくさいから、一生懸命にならなきゃいけない仕事が、心底めんどくさいのよ。
もちろん、お金をもらう以上は、しっかりとこなしていますよ?
ただ、すっごい気力を使うから、どんどん自分がすり減っていく。
あたし個人が生きにくい性質だから、なんでもかんでも難しく考えすぎなのか、言わないだけで実はみんな同じなのかは、他人に相談する気がないから分からないけどさ。
働くのって、こんなに辛かったっけ?
現在のあたしに希望もパワーもないから、余計にそう感じるのかもね。
なんかさ、疲れ切っていて、早く眠ってしまいたいのに、夜寝る前にいっつも
『あー、眠ったら、また明日が来て、重い体を引きずって仕事に行くんだなぁ・・』
こんなことを思う。
心身ともに不健康なのは、自分の努力が足りないからだけど、前向きに生きる理由もないのよね。
このモヤモヤした日々は、いつ終わるんだろう?
そう言えばさ、『眠ったら、また明日が来る』って考えるようになって、思い出したことがあったの。
もうずいぶんと昔の話だけど、中学校3年生の頃、同級生からいじめに遭っていたのよね。
きっかけはもうはっきり覚えていないけれど、席が近くて仲が良かった女の子がいて、その子はグループのリーダー格だったんだけどさ、あたし、その子が気に食わないことをしたみたい。
なんかさ、「臭い」だの「気持ち悪い」だの、毎日聞こえるように悪口を言われてさ、机を離されたり、グループワークで除け者にされたり、学校に行くのが苦痛だったのよね。
それでもさ、親に相談できなくって、我慢して学校には行っていたのよ。
学校が終わって、家に帰ってきて、自分の部屋に一人でいると、本当に安心したのをよく覚えている。
でもさ、ほっとできる時間も束の間で、夜が来れば明日を意識するわけで・・
頑張って夜更かししたけれど、0時には眠気も限界。
布団の中で『眠ったら、また辛い明日が来る・・・』って、何とも言えず心細い気分だったわぁ。
その後も頑張って学校に行っていたんだけど、確か祝日で休みになった時に気が抜けちゃって、次の日から登校できなくなったんだよね、
今思えば、けっこうな嫌がらせを受けていたし、よく頑張ったと思うわ。
いじめっ子たちは、あたしが学校に来なくなったことで、ヤバいって思ったらしく、何日か休んで久しぶりに登校したら、いじめはなくなったの。
その頃、受験シーズンだったから「内申書に響くかも」とか思ったのかね?
それにしても、中学生のあたしよ・・・40近いババアになっても、あたしはあんたと同じことを思っているわよ・・・
ただ、あの頃と違うのは、嫌なことのやり過ごし方をたくさん知っているかしらね。
でも、こういう風に成長したくなかったんだけどな。
ふぅ、一度、順風満帆な日々を送ってみたいものだわ・・