間違えたら終わりだったあの頃

ふきげんよう。

下半期に入り、まさかの人事異動があったため「ババアなのに新人」に舞い戻ったあたし。

新しい仕事を覚えるのに、年下の先輩からガンガンにダメ出しされてるわ。

ふふ…この状況にはもう慣れているけれど、やっぱり心がすり減るものね。

まあ、仕方ない。
あたしが選んだ道よ。

こうやって新人やっているとさ、上司からパワハラを受けてた頃の記憶が蘇ってきてね。

あの頃に比べたら、今のほうが全然マシだなって。

朝から終電まで会社にいて、その間にどれくらい罵倒されることか。

些細なミスでも大袈裟に吊し上げ、自分だけじゃなくて同期も同じ目に遭ってて、どこを見ても地獄。

先輩たちもみんな見て見ぬふりで、あそこでは「間違えたら終わり」

あんな異常な会社に入らなければ、もう少しマシな今があったのだろうか…

人生に「もしも」はないので、考えても仕方ないけどさ。

あの頃に比べれば、今はずいぶん穏やかなもんだわ。

きっとあの体験は、人生において「最悪」と言っていい。

あれ以上の不幸が訪れるのならば、大災害か事件に巻き込まれるかだね。

穏やかな現在と、それなりに頑張った自分に感謝だわ。

 

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