置手紙のような切なさ

ふきげんよう。

新型コロナウィルスが流行しているせいで、どうしても家に引きこもりがちになる最近。

今年はギスギスしたニュースがほんとに増えて、少しでも油断したら見知らぬ他人からイライラのはけ口にされそうよ。

記憶に新しいのはテラスハウスに出演していた女の子の自殺。

「やらせがあったか、なかったか」について、当事者たちの発言が割れて真相がなんなんだか分からない。

ただ、出演者の女の子が番組の演出を苦に自殺したのは事実。

なにかの記事で読んだけど、彼女は愛猫を巻き込まないため、所属していた団体の事務所に託してから、この世を去ったって。

その時の姿を目にした人はいないだろうけど、想像しただけでも悲しい光景よね。

まるで、置手紙を残して馴染んだ場所から去って行くようなさ。

その時の決心は、すごく切ないものだと思うの。

もう、戻ってこないつもりで、自分のいた場所を後にする。

べつに撤回したっていいのに、それじゃ自分自身にけじめが付かないからって、最後までやり通す。

…想像してみると、やっぱり

彼女には逃げてほしかったな。

もちろん、死ぬ選択肢だって尊重されるべきだとは思う。

生きていくのって、辛いもん。

たださ、他人のあたしが彼女の最期を想像しただけで、こんなにも胸が締め付けられるのなら…

家族や友人・知人は、どれくらい苦しいのだろうと考えてしまう。

この苦痛は、時と共に和らいでいくことはあっても、傷跡として残るから。

生きている間、ずっと抱えて、ずっと考えなければいけないと思うから。

こんな悲しい出来事が起こるなんて、やっぱこの世には神様なんかいないんだろうね。

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