映画「ナチュラルウーマン」他者の目線に立てる思いやりとは

ごきげんよう。

最近、トランスジェンダーの女性が主人公の映画「ナチュラルウーマン」を観たの。

映画の存在は知っていたのだけど、いつの間にかDVDになってて、いつの間にか旧作になってたわ。

いつもお世話になっているゲオ様のおかげで、108円に半額クーポン適用で、下級国民価格でレンタルできました。

さてさて、この「ナチュラルウーマン」、どんな映画かと言うと主人公のマリーナは父親ほど年の離れた男性のパートナー・オルランドと幸せな生活を送っているのね。

マリーナの誕生日、いつものように二人は楽しい時間を過ごすのだけど、夜中にオルランドの体調が突然おかしくなってしまい、マリーナは病院へ連れて行くことにしたの。

その時、動揺したオルランドは住居の階段から転落してしまう。

マリーナは無事にオルランドを病院へ連れて行くことはできたのだけど、オルランドは病院で死んでしまう…

彼女はすぐにオルランドの弟に彼が亡くなった事を連絡するのため、病院の外に電話を掛けにいくのだけど、病院の外に離れたことを「無断でいなくなった」とあらぬ誤解を受ける。

その後も、なぜかマリーナには理不尽な出来事ばかりが襲うの。

例えば、オルランドの家族。

オルランドの弟は、兄の恋愛に理解がある様子だけど、息子(一回目の結婚の時の子供?)と妻(離婚が成立しているか、よく分かんない)は、かなり偏見に満ちた態度を取ってくる。

そして、病院へ向かう際、オルランドが階段から転落して傷ができてしまったせいで、マリーナとオルランドの間にDVがあったのでは?と警察からも疑われて、捜査官から半ば高圧的に検査を命令される。

マリーナがどんな目に遭わされるかについては、是非、映画を実際に観てもらいたいので詳しくは書かないけど、どんな時でもマリーナは反撃したり、取り乱したりはしない。

だけど、純粋に恋人であるオルランドの葬儀に参列したいだけなのに、家族から様々な妨害を受けて、心が折れてしまう場面がある。

落ち込むマリーナの姿に、差別的で理不尽な振る舞いをした家族たちに怒りを感じたけど、最後までマリーナは凛としているのよ。

最後に、特典で収録されていたインタビューも見たのだけど、この映画の伝えたいことは

相手の立ち位置を考える
どれだけ他者の目線に立てる思いやりを持てるか

がテーマなんだそうな(たぶんね…あたしはそう解釈した)

そう言われると作中を通して、マリーナが取り乱したりしなかった事に納得だったわ。

差別に偏見に理不尽な事をされても、マリーナが決して彼の家族を貶めるようなことをしなかったのは、オルランドから深い愛情を受けて、寛容な心を持っていたからなのかも。

あたしはパートナーを持つことを諦めているので、マリーナの境遇については「ほぇ~~~」みたいに眺めちゃったけど、愛し合っているのにパートナーとして認められないって、けっこう問題ありなんだなって、少し勉強になったわ。

というわけで、「ナチュラルウーマン」おすすめなので、是非観てほしいわ!

 

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